Dell EMC OpenManage Essentials バージョン 2.5 ユーザーズガイド

バッチ、スクリプト、または実行可能ファイルに値を渡すときに使用できるトークンは以下のとおりです。

• $IP および $RAC_IP—これらの引数を使用すると、 コマンドラインタスクの作成 画面に タスクのターゲット タブが表示されます。 タスクのターゲット タブでは、引数を渡すターゲットを選択できます。$IP はサーバ IP として使用され、$RAC_IP は RAC（iDRAC）IP として使用されます。 タスクのターゲット タブから、グループまたはデバイスを選択するか、動的クエリを使用できます。
• $USERNAME および $PASSWORD—場合によっては、バッチファイルまたはスクリプトファイルでリモートシステムに対する資格情報を指定する必要があります。$USERNAME または $PASSWORD が引数で使用されると、これらの値に対する スクリプト資格情報 の項が表示されます。 スクリプト資格情報 の項に入力された資格情報はコマンドラインに渡されます。いずれかの値または両方の値を渡すことができます。
  • 注: スクリプト資格情報 の項には両方の値を入力する必要があります。一方の値を使用する必要がない場合は、フィールドに任意のテキストを入力すると、そのトークンが使用されない場合は無視されます。
• $NAME—このトークンは、OpenManage Essentials デバイスツリー で見つかったシステムの名前を渡します。多くの場合、この名前はシステムのホスト名ですが、場合によっては、IP アドレスか、 Dell Rack System – SVCTAG1 などの文字列になることがあります。

スクリプトへのトークンの受け渡し

バッチファイルまたはスクリプトを使用している場合は、%1、%2、%3 などの形式を使用して、OpenManage Essentials から渡される値を受け取ります。値は 引数 フィールドの左から右に入力された順に渡されます。

例えば、引数として $USERNAME $PASSWORD $IP $RAC_IP $NAME を使用する場合、バッチファイルとそれに続く Echo %1 %2 %3 %4 %5 により、以下の結果が表示されます。

C:\Windows\system32>echo scriptuser scriptpw 10.36.1.180 10.35.155.111 M60505-W2K8x64 scriptuser scriptpw 10.36.1.180 10.35.155.111 M60505-W2K8x64