デル・テクノロジーズ導入事例: グラフィソフトジャパンが「Dell Precision シリーズ」を導入し、 建築業向けソフトウェアの快適な稼働環境を実現

2022年11⽉2⽇
デル・テクノロジーズ株式会社

デル・テクノロジーズ導入事例:
グラフィソフトジャパンが「Dell Precision シリーズ」
導入し、建築業向けソフトウェアの快適な稼働環境を実現

―優れたパフォーマンスと携帯性を兼ね備えたDell Precision モバイルワークステーションを
自社の業務で活用するとともに、顧客企業への推奨デバイスとして提案―

デル・テクノロジーズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大塚 俊彦、以下、デル・テクノロジーズ URL:https://www.dell.com/ja-jp)は、グラフィソフトジャパン株式会社(以下、グラフィソフトジャパン)が、建築CADソフトウェアの稼働環境としてデル・テクノロジーズのワークステーション「Dell Precision シリーズ」を採用し、同社の販売やサポートなど幅広い業務での活用に関する導入事例を発表しました。

グラフィソフトジャパンは、世界的な建築CADソフトウェアメーカーであるグラフィソフトの日本法人として1984年に設立され、同社の代表的製品であるPC向け3D CADソフトウェア「Archicad」の日本国内における開発・販売・サポートを行っています。Archicadは、1984年に開発され、後にBIM(Building Information Modeling)*と呼ばれるコンセプトを先駆けて展開しました。建築業界を筆頭にBIMの導入が拡大する中、グローバル市場においてトップクラスのシェアを獲得し、現在は100以上の国・地域において、20万社以上の企業に導入されています。グラフィソフトジャパンも従来は2次元の設計が主流だった国内の建築業界において、3Dを活用したBIMの普及活動を担ってきました。


Archicadのデモやプレゼンテーションを行う際、その魅力を伝えるためには、映像が美しく、ソフトウェアをスムーズに動かせるハイスペックなデバイスが必要でした。以前は社員が希望するメーカーのPCを使用していましたが、機種が異なるためトラブルが発生した際などに手間がかかるといった管理面の課題がありました。また、ワークステーションであれば問題なく動作するArchicadですが、一般的なPCなどで利用する際に、PCのスペックによっては「ソフトの動きが遅くて使いにくい」という印象を与えてしまうこともあるため、顧客がArchicadを高いパフォーマンスで稼働できるデバイス環境を提案できるようにすることも課題でした。

こうした課題から、グラフィソフトジャパンでは、トラブルが発生した際にも管理しやすくなるよう、社員が使用するデバイスの機種を統一するため、複数メーカーのワークステーションを検討しました。その結果、CADに強みを持つグラフィックボードであるQuadroを搭載している点、パフォーマンスとコストのバランスの良さなどが評価され、2018年にDell Precision ワークステーションが社内の標準デバイスとして採用されました。同社のBIMコンサルタントが顧客企業でプレゼンテーションを行う場合や営業担当者が日本各地を移動することを考慮して、多くの社員がモバイル型のDell Precision モバイルワークステーションを活用しています。

同社では訪問先やイベントでの配信などでデバイスを用いる機会も多いため、Dell Precision モバイルワークステーションの高いパフォーマンスと気軽に持ち運べる優れた携帯性が社員から高い評価を得ています。また、モバイル型のデバイスで重要なデータを取り扱う場合に課題になることが多いセキュリティ面でも、Windows Helloの顔認証に対応し、ログインのセキュリティを強固にできることも大きな安心材料になっています。2020年初頭に新型コロナウイルス感染症が報告された後、同社も社員の感染リスクを減らすため、リモートワークへの切り替えを推進しましたが、オンラインでの商談やイベント配信でDell Precision モバイルワークステーションを活用し、問題なく業務を続けています。

顧客が活用するデバイスについては、快適にソフトウェアを使用できるよう、実機によるベンチマークテストを行い、プロジェクト規模に応じたCPU、メモリー、ストレージ、グラフィックスカード、ディスプレイ解像度などの基準を定めています。こうしたテスト結果を踏まえて、Dell Precision ワークステーションをグラフィソフトジャパン推奨デバイスの1つとして位置づけています。2022年に行われた検証では、17インチの「Dell Precision 5770」、15インチの「Dell Precision 5570」、14インチの「Dell Precision 5470」を使用し、3機種とも想定以上のパフォーマンスを発揮しました。特にCPUの処理速度に関しては4世代前のモデルと比較して2~3倍ほどの数値を記録し、レンダリングなどにかかる時間を大幅に短縮する結果となりました。

Precision 5770

Precision 5570

Precision 5470

導入効果

    • Dell Precisionシリーズの導入でArchicadのデモンストレーションやプレゼンテーションがスムーズに。
    • 高性能なモバイルワークステーションを採用したことでリモートワークにもスムーズに移行。場所を選ばずオンラインでの商談や顧客サポートを遂行。
    • ベンチマークテストを実施し、顧客企業にArchicadの推奨動作環境を提示するとともに推奨PCとしてDell Precisionワークステーションを選定。

今後の建築業界ではAIやデジタルツインなどのテクノロジーがさらに進化していくことで、ワークステーションに求められるパフォーマンスも高まっていくことが予想されます。グラフィソフトジャパンは、こうした時代の変化やニーズに合わせた最適なデバイスの提供をデル・テクノロジーズに期待しています。

本導入事例に関する全文は、こちらをご参照ください。

また、Dell Precisionワークステーションに関する詳細は、こちらをご参照ください。

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*BIM(Building Information Modeling): BIM(ビム)とは、ビルディング インフォメーションモデリングの略であり、コンピューター上に現実と同じ建物の3次元モデル(BIMモデル)を構築することで、より良い建築物を、より効率的に創造できるようになる革新的なシステムのことです。(グラフィソフトウェブサイトより)

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■記載内容は、2022年11月2日時点のものです。