最新のPCとよりスマートなセキュリティーで、 単なるリフレッシュを超えた新たな価値を提供

※当資料は、2025年10月6日に米国で発表されたブログの抄訳版です。

PCのリフレッシュは、単に外観の変更として捉えられがちです。新しいデザイン、より高速なプロセッサー、より薄いシャーシの導入といった改善はもちろん歓迎すべきことですが、デバイスのリフレッシュ戦略の真の意義は、より深いところに存在します。単なるパフォーマンスにとどまらず、強力なサイバーセキュリティーとビジネス レジリエンス(回復力)の基盤を構築することが重要です。サイバーセキュリティー啓発月間を迎える今こそ、最新のPC戦略が組織のセキュリティー確保においてどのように重要な役割を果たすかを探る絶好の機会です。

ハイブリッド ワークへの移行は、仕事の進め方と働く場所を根本的に変え、新たな機会と課題を生み出しました。従業員が柔軟性を享受する一方で、ITチームはアタック サーフェス(攻撃対象領域)の拡大に直面しています。もはやエンド ポイントは、企業のファイアウォール内にあるだけでは安全とは言えません。代わりに、従業員がホーム ネットワークや公共のWi-Fiなど、あらゆる場所から接続するようになったことで、サイバー犯罪者にとって格好の標的となっています。
2025年におけるフィッシングや詐欺サイトなどのサイバー犯罪による被害額は、世界で10.5兆米ドル*1に達すると予測されています。脅威が巧妙化し、コストも増加するにつれ、組織は日常的なITの意思決定でさえもセキュリティー第一の視点で見直す必要があります。ここで重要になるのが、PCライフ サイクルに対する戦略的アプローチです。これによって日常的なリフレッシュが、重要なセキュリティー アップデートへと変わります。

デバイスの老朽化による隠れたリスク
古いデバイスを長期間使用し続けることは、コスト削減のように思えるかもしれませんが、隠れたリスクや出費につながることが多々あります。

現在、世界中で15億台のPC*2がオフィス、学校、家庭で使用されています。そのうちの30%は、4年以上前に製造されたものです*3。古いハードウェアは、最新のオペレーティング システムに組み込まれている最新のセキュリティー機能をサポートできません。セキュリティー リスクに加えて、旧式のデバイスには最新のAIを利用するためのニューラル プロセッシング ユニット(NPU)も搭載されていません。

現在、多くの組織がWindows 11への移行を進めています。この更新サイクルは、セキュリティーをゼロから強化する極めて重要な機会となります。Windows 11は、セキュリティー最優先の考えをもとに設計されており、TPM(Trusted Platform Module)2.0などの機能を備えたハードウェアを必要とします。このチップは、暗号化キーの作成や保存など、ソフトウェアのみのソリューションよりもはるかに安全なハードウェア ベースのセキュリティー機能を提供します。

最新のソフトウェアをレガシー ハードウェアで実行しようとすると、パフォーマンスが低下するだけでなく、重大なセキュリティー ギャップも残ります。基盤となるハードウェア サポートがなければ、新しいオペレーティング システムが提供する高度な保護機能を十分に活用できず、サイバー攻撃に対して脆弱(ぜいじゃく)なままになります。

最新PCが実現する安全な基盤の構築
脅威アクターは執拗で、多くの場合、1台のPCの耐用期間中に何十回も標的にします。しかし、現在の法人向けPCは、ゼロトラストの世界における防御の最前線となっています。セキュリティー機能は、オペレーティング システム層の下のハードウェアとファームウェアに直接統合されています。これにより、ソフトウェア保護の侵害を目的とする攻撃に対し、耐障害性が高まります。

従業員の手元に届くまでのPCの過程を考えてみてください。サプライ チェーンのセキュリティーに対する懸念は高まっており、調達、製造、出荷、配送に至るまで、常に改ざんの脅威にさらされています。信頼できるベンダーの最新PCには、サプライチェーンのセキュリティー対策をオプションで組み込むことができます。例えば、工場で作成されたデジタル証明書により、組織はコンポーネントの完全性を検証し、改ざんを防ぐことができます。このサプライチェーン保証は、デバイスが意図した状態で届き、悪意のある改造に対する防御に役立ちます。

さらに、BIOSやファームウェアの検証などの機能や攻撃を早期に確認できる機能により、使用中のデバイスの安全性と改ざん防止に役立ちます。認証情報のセキュリティーも重要です。エンドユーザーの認証情報を安全に保管することは、組織にとって最大の課題の1つであるID攻撃からの保護に大いに役立ちます。

レジリエントな未来のためのリフレッシュ戦略
ある調査によると、レガシー システムは全世界の年間IT予算の最大80%*4を占めており、組織は各レガシー システムの維持に平均3,000万ドル*5を費やしています。PCのリフレッシュをセキュリティー戦略の一環として位置付けることで、よりレジリエントで生産性の高い組織を作り上げることが可能になります。そして、従業員が安全かつ効率的に業務を遂行するために必要なツールを提供する絶好の機会となります。また、先を見据えた更新サイクルは、テクノロジーとビジネス目標の整合性を高め、事後対応型の故障対策から戦略的でセキュアなモデルに移行するのにも役立ちます。

このアプローチは、目に見えるメリットをもたらします。ITチームの負担が軽減され、レガシー システムの脆弱性へのパッチ適用に費やす時間が減り、イノベーションの推進により多くの時間を費やすことができます。新しいデバイスによってパフォーマンスが向上し、組織のリソースへの安全なアクセスが可能になるため、従業員のエクスペリエンスが向上します。最も重要なのは、このアプローチによって進化し続ける脅威環境に対し、組織全体のセキュリティー体制が強化されることです。

この10月、サイバーセキュリティーへの意識向上に注力する中で、ビジネスリーダーは自社のPC群を新しい視点で見直すべきです。PCをデバイスの集まりではなく、セキュリティー戦略の重要な構成要素として捉えてください。最新PCに投資することで、新しいハードウェアを購入するだけではなく、より安全で生産性が高く、レジリエントな未来の構築につながります。

###

*1. Cybercrime To Cost The World $10.5 Trillion Annually By 2025
*2. https://www.dell.com/en-us/blog/ditch-the-legacy-thinking-this-isn-t-your-typical-pc-refresh-cycle/
*3. https://www.dell.com/en-us/blog/ditch-the-legacy-thinking-this-isn-t-your-typical-pc-refresh-cycle/
*4. What are the hidden costs of maintaining legacy systems? | RecordPoint
*5. What are the hidden costs of maintaining legacy systems? | RecordPoint