DDVEの導入
DDVE(DD Virtual Edition)は、仮想重複排除アプライアンスとしてエントリー環境、エンタープライズ環境、サービス プロバイダー環境でデータ保護機能を提供する、ソフトウェアのみの保護ストレージ アプライアンスです。すべてのDDシステムと同様に、DDVEは常にバックアップ ソフトウェアと組み合わせて使用されます。
DDVEは、DD Operating System(DDOS)を実行し、システム操作を行うためのDD System Managerグラフィカル ユーザー インターフェイス(GUI)とDDOSコマンド ライン インターフェイス(CLI)を搭載しています。
DDVEには、次の機能が搭載されています。
- ストレージ要件の10~30倍を削減する高速、可変長の重複排除
- 信頼性の高いリカバリーを実現する、傑出したデータ統合と、主要なバックアップおよびアーカイブ アプリケーションとのシームレスな統合
- バックアップを50%高速化するDD Boost
- 高度なデータ セキュリティを実現するDD Encryption
- DRの準備にかかる時間の短縮を可能にする、ネットワーク効率に優れたレプリケーションを実現するDD Replicator
DDVEは、次の2種類のプラットフォームで作動します。
- オン プレミスでは、DDVEはVMware、Hyper-V、KVM、VxRailをサポートします。
- クラウドでは、DDVEはAmazon Web Services(AWS)(クラウドおよびGovクラウド)、Azure(クラウドおよびGovクラウド)、VMware Cloud(VMC)on AWSクラウド プラットフォーム、Google Cloud Platform(GCP)でも動作します。
DDシステム(物理および仮想)の特徴と機能の詳細については、『DD Operating System管理ガイド』を参照してください。