Dell EMC PowerProtect DDVE on Premises インストールおよび管理ガイド

GUIを使用したHyper-VでのDDVEの構成

Hyper-VでNew Virtual Hard Diskウィザードを使用して、新しくインストールされたDDVEインスタンスを構成できます。

1. DDVE仮想マシンを導入すると、Hyper-V Managerの仮想マシンリストに表示されます。
2. 新しいDDVE仮想マシンを選択して、Settingsタブを選択し、CPU、vNVRAM、およびストレージを構成します。
3. Add hardware > Processorを選択し、DDVE容量に必要なCPUの値を追加して、Applyをクリックします。
   選択に関する詳細については、「仮想マシンの初期構成」を参照してください。

   注: CPUリソースには何も制限を追加しないでください。
4. vNVRAM用の10 GBの仮想ディスクを追加します。ディスクはすべてシック プロビジョニング（lazy zero）になっている必要があります。
5. Add hardwareを選択し、IDEコントローラー1で最初のSCSIコントローラーを選択して、Addをクリックします。
6. New Diskを選択します。
   次の図にあるように、[New Virtual Hard Disk]ウィザードが開きます。
7. 最初の10 GBの仮想ディスク（vNVRAM）を、IDEコントローラー1で最初のSCSIコントローラーにアタッチします。vNVRAMのロケーションがゼロに設定されていることを確認し、Newをクリックして、ディスク構成ウィザードを起動します。
   
8. ［Choose Disk Format］で、VHDXを選択します。
9. ［Choose Disk Type］で、より優れたパフォーマンスを提供するFixed、またはDynamically expandingのいずれかを選択して、Nextをクリックします。
10. ［Specify Name and Location］で、vNVRAMディスクが最もパフォーマンスの高い物理ストレージ上にあるかを確認するため、最初のディスクをvNVRAMディスクと名付けて、Nextをクリックします。
    • 名前：NEW DDVE vnram.vhdx（例）
    • ロケーション：D:\PremiumRAIDStorage\Hyper-V\Virtual Hard Disks\
11. ［Configure Disk］で、Create a new blank virtual hard diskを選択します。Sizeには、「10」と入力して、vNVRAM用に10 GBのディスクを作成し、Finishをクリックします。
12. ［Summary］ページで、構成を確認し、Nextをクリックします。
13. 同じディスク作成ウィザードを使用して、バックアップ データの仮想ディスクを追加します。
    ロケーション1から始まる最初のSCSIコントローラーから、データ ディスクのアタッチを開始します。
14. ［Specify Name and Location］で、仮想ハード ディスク ファイルの名前とロケーションを指定します。
15. Create a new blank virtual hard diskを選択し、Sizeを500 GBに指定します。
    容量が比較的大きいディスクの数を減らして使用するよりも、容量が比較的小さいディスクを複数個使用する方が、パフォーマンスがより高くなります。
    機能するDDVEインスタンスの最小構成が、次のとおり作成されました。

    1. OSディスクが、IDEコントローラー ゼロにアタッチされました。
    2. vNVRAMディスクが、最初のSCSIコントローラーにアタッチされました（ロケーション ゼロ）。
    3. データ ストレージ ディスクが、最初のSCSIコントローラーにアタッチされました（ロケーション1）。
    4. より大容量のDDVEインスタンスの場合、SCSIコントローラーを追加することはできても、それによりパフォーマンスが向上することはありません。
16. 新しいDDVEを選択してStartをクリックし、他のDDアプライアンスと同様に新しい仮想マシンを構成します。