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Dell EMC PowerProtect DDVE on Premises インストールおよび管理ガイド

ヘッドスワップを使用したDDVEのリカバリー

システム ヘッドスワップの手順を使用すると、システム ヘッド ユニットに障害が発生している既存のDDVEのリカバリーを行うことができます。この手順では、既存のDDVEヘッド ユニットを新しいヘッド ユニットに交換し、既存のユーザー データと構成を保存します。

前提条件

同じDDOSバージョン間のシステム ヘッドスワップが推奨されています。同じDDOSバージョンが使用できない場合は、より新しいDDOSバージョンでシステム ヘッドスワップを実行できます。障害が発生したヘッド ユニットがある既存のDDVEのNVRAMディスクとデータ ディスクが使用できることを確認します。

注:
  • 電源を入れずに新しいDDVEを導入します。同じまたはより新しいDDOSバージョンが必要です。同じDDOSバージョンで新しいDDVEを作成することが推奨されています。
  • ヘッド スワップの後、DDVEライセンスは猶予期間に入ります。ライセンスの回復については、サポートにお問い合わせください。
  • ヘッド スワップを実行する前に、DDVEシステムのパスフレーズを把握しておくようにしてください。

このタスクについて

次の手順における留意点は次のとおりです。

  • 「既存のDDVE」とは、システム ヘッド ユニットに障害が発生しているものの、NVRAMとデータ ディスクは正常なDDVEです。既存のDDVEは、システム ヘッドスワップを実行するDDVEです。
  • 「新しいDDVE」は、手順1で作成するDDVEです。

手順

  1. 電源を入れずに新しいDDVEを導入します。同じバージョンのDDOSで新しいDDVEを作成することが推奨されていますが、それ以降のDDOSにも対応しています。
  2. 障害が発生したヘッド ユニットを既存のDDVEから取り外します。
    1. ESXiでは、ヘッド ユニットにHard disk 1というラベルが付きます。特定できたら、既存のDDVEから削除します。
    2. KVMでは、次のコマンドを使用します:virsh detach-disk <DDVE-domain> sda --config
    3. Hyper-Vでは、Hyper-Vマネージャーから、IDEコントローラー0(場所0)にあるヘッド ユニットを削除します。
  3. 手順1で導入した新しいDDVEからヘッド ユニットを取り外します。
    1. ESXiでは、ヘッド ユニットにHard disk 1というラベルが付きます。特定できたら、新しいDDVEから削除します。
    2. KVMでは、次のコマンドを使用します:virsh detach-disk <DDVE-domain> sda --config
    3. Hyper-Vでは、Hyper-Vマネージャーから、IDEコントローラー0(場所0)にあるヘッド ユニットを削除します。
  4. 手順3で取り外したヘッド ユニットを、ヘッドスワップを実行する既存のDDVEに接続します。
    1. ESXiでは、バス ノード(0: 0)のSCSIコントローラー0にヘッド ユニットを接続します。
    2. KVMの場合:
      1. 次のコマンドを使用してヘッド ユニットを接続します:virsh attach-disk <DDVE-domain> <head_unit_absolute_disk_path> sda --config
      2. 次のコマンドを使用してドライバー要素を変更し、接続されているヘッド ユニットを調整します:virsh edit <DDVE-domain>ヘッド ユニットのドライバー要素にcache='directsync'io='native'のエントリーを追加して保存します。
        <driver name='qemu' type='raw' cache='directsync' io='native'/>
    3. Hyper-Vでは、Hyper-Vマネージャーから、ヘッド ユニットをIDEコントローラー0(場所0)に接続します。
  5. NVRAMディスクおよびデータ ディスクとともに、新しい接続ヘッド(手順4で接続済み)を使用して既存のDDVEを再起動します。
  6. 既存のDDVEが起動したら、次のDDOSコマンドを使用してディスク ステータスを確認します:disk show state
    ディスク ステータスには、2台のシステム ディスク(ヘッド ユニットとNVRAMディスク)と、foreign状態のデータ ディスクすべてが表示されます。
  7. 次のDDOSコマンドを実行して、ヘッドスワップを実行します。
    !!!! localhost YOUR DATA IS IN DANGER !!! # ddsh -a system headswap
    Restoring the system configuration, do not power off / interrupt process ...
    操作が完了すると、システムが自動的に再起動します。
  8. 既存のDDVEが再起動したら、次のDDOSコマンドを使用して、すべてのデータ ディスクのステータスを確認します:disk show state
    すべてのデータ ディスクにin-useのマークが付いている場合、システム ヘッド スワップは正常に完了しています。
  9. 次のDDOSコマンドを使用して、DDFSが有効化され、実行されているかどうかを確認します:filesystem status
  10. 手順1で導入した新しいDDVEを削除します。

タスクの結果

既存のDDVEのリカバリーが行われます。

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