高度なスケールアウト機能を備え、かつコスト効率に優れた
ユニファイドストレージ「Dell PowerVault NX3600シリーズ」を発表
~Dell Fluid FileSystemを採用し、ビッグデータ時代の統合管理に対応~
デルは、本日より、ユニファイドストレージの新製品「Dell™ PowerVault™ NX3600」および「Dell™ PowerVault™ NX3610」の販売を開始します。新製品は、分散型ファイルシステムDell Fluid File System(FluidFS)を採用した初めてのPowerVaultシリーズとなります。先進的で高度なスケールアウトNASの機能が、エントリレベルから中小規模システム向けのコスト効率の優れたPowerVault新製品で利用可能となります。さらにビジネスニーズに合わせて、拡張できる柔軟性と高い可用性を備えています。
「FluidFS」は、デルのストレージ製品に実装されているエンタープライズクラスの分散型ファイルシステムです。ストレージプールが単一のIPアドレスが割り当てられた1つのファイルシステムとして提示されるため、シンプルな運用管理が可能となります。デルのストレージ戦略の基盤である「Fluid Dataアーキテクチャ」に基づき、適切なデータを適切なストレージに適切なコストで保管することで、ビッグデータ時代の情報をより効率的に管理できるよう設計されています。
Dell™ PowerVault™ NX3600シリーズは、ストレージアレイPowerVault MD32x0iおよびMD36x0iと組み合わせて、iSCSI、CIFS、NFSアクセスを提供するユニファイドストレージを構築します。ブロックデータとファイルデータを共通のプラットフォームで管理できるため、データのより効率的な運用管理が可能となります。また同シリーズには、ユーザ自身がリストアできるスナップショット、非同期レプリケーション、NDMPバックアップ機能などいくつものデータ保護機能が組み込まれています。読み取り/書き込み処理時のデータを保護するハードウェアおよびソフトウェア機能も搭載されているため、データ損失のリスクがさらに低減します。また、ファイルのメタデータもチェックサム機能とジャーナル処理を備えています。さらに、PowerVault NX3600シリーズは、アクティブ/アクティブ型デュアルコントローラ、ホットスワップ対応コンポーネント、内蔵のバッテリで保護されたキャッシュ、その他、多彩な機能を備え、強力なデータ保護と卓越した性能を提供します。
NX3600シリーズは、シャーシがDell™ PowerEdge™ 第12世代ラックサーバと共通化され、従来の3Uから2Uに変更され、省スペースを実現しました。またケーブル本数が減少するため、障害リスクの軽減により信頼性の向上につながります。10Gbイーサネットで最大1PB(ペタバイト)のストレージ容量をサポートします。
Dell™ PowerVault™ NX3600の特長
– 1GbE経由でSANとクライアントに接続可能
– バックエンドストレージPowerVault MDシリーズと連携してファイル/ユニファイドストレージの容量は最大576TB(利用可能領域)まで拡張可能
出荷開始日: 2012年8月8日~
最小構成価格: 832,000円~
*表記の価格は、消費税および配送料を除く製品最小構成価格です。
画像:Dell™ PowerVault™ NX3600
Dell™ PowerVault™ NX3610の特長
– 10Gbイーサネット接続をサポート
– バックエンドストレージPowerVault MDシリーズと連携してファイル/ユニファイドストレージの容量は最大1PB(利用可能領域)まで拡張可能
– シングルネームスペースで2台にまたがるスケールアウトもサポート、さらなる性能向上を図る
出荷開始日: 2012年8月8日~
最小構成価格: 1,055,000円~
*表記の価格は、消費税および配送料を除く製品最小構成価格です。
画像:Dell™ PowerVault™ NX3610
Dell™ PowerVault™ NX3600シリーズの詳細は下記からご参照いただけます。
http://www.dell.com/jp/enterprise/p/powervault-nx3600/pd
*記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。