働き方の自由度が各段に上がる「USB Type-C給電」の効果
清水建設はポータブルモニターを用いたリモートワークでの作業環境だけでなく、オフィス内の環境整備も進めてきた。オフィスのフリーアドレス化と合わせて導入され、23.8インチモニター「Dell P2422HE」と27インチモニターの「Dell P2720DC」などだ。いずれもUSB Type-Cにて接続でき、なおかつPCへの給電が可能なモデルだ。
「当時の導入担当者に選定理由を聞くと、“価格面と性能面のバランスの良さが決め手になった”と話していました。グローバルマーケットにおいて、デルのモニター出荷数が一番多いという実績も信頼感につながったそうです。私自身も仕事で活用していますが、色の再現性が高いため問題なく活用できています」と大越氏は語る。
フリーアドレスの場合、座席にPCを置いておけないため、セットアップに時間がかかるというイメージを持たれがちである。その点、清水建設に導入されている多種多様なモニターのうち多くはUSB Type-Cで接続でき、同時に給電することができるため社員からは好評だという。
「自分の好きな席を選んで、ノートPCを接続すればすぐに作業ができる環境は非常に便利だと感じています。以前の固定席にあるデスクトップPCを立ち上げるワークスタイルと比べると、働き方の自由度が各段に上がっていますね」(大越氏)
特にDell P2422HEのように、モニター側に多くのポートを備えていることも利便性向上に役立っている。PCからUSB Type-Cポートへと1本接続するだけでモニター側から接続した外付けキーボードやマウスを使うことができる。何もよりもモニター側からの給電でACアダプタを都度持ち歩かなくてもよい点は、フリーアドレスに向いているソリューションと言えるだろう。
「ACアダプタを持ち歩く必要がなくなったのは非常にありがたいですね。USB Type-C接続のモニターを活用するようになってから以前よりも持ち歩くケーブル類が減りました。荷物が減るという面ではストレスも減りますので、仕事のしやすさにもつながっています」(大越氏)