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PowerEdge FX2/FX2s 向け Dell Chassis Management Controller バージョン 1.3 ユーザーズガイド

サーバーコンポーネントファームウェアのアップグレード

1 つ、または複数のサーバー全体で、選択されたコンポーネントまたはデバイスにファームウェアイメージの後続バージョンをインストールすることができます。ファームウェアイメージは、ロールバック操作のために Lifecycle Controller 内で使用可能になっています。この機能を使用するには、Enterprise ライセンスが必要です。
  • 注: iDRAC およびオペレーティングシステムドライバパックファームウェアのアップデートでは、 拡張ストレージ 機能が有効になっていることを確認してください。

サーバーコンポーネントファームウェアのアップデートを初期化する前に、ジョブキューをクリアすることをお勧めします。サーバー上のすべてのジョブのリストは、 Lifecycle Controller ジョブ ページで使用できます。このページでは、単一または複数のジョブの削除、またはサーバー上の全ジョブのパージが可能です。

BIOS アップデートはサーバーのモデル固有です。場合によっては、サーバー上でのファームウェアアップデート用に単一のネットワークインタフェースコントローラ(NIC)デバイスが選択されていたとしても、そのサーバーにあるすべての NIC デバイスにアップデートが適用されることがあります。この動作は Lifecycle Controller の機能性、とりわけ Dell Update Package(DUP)に含まれるプログラミングに固有です。現時点では、サイズが 85 MB 未満の Dell Update Package(DUP)がサポートされています。

アップデートファイルのイメージサイズがこれより大きい場合、ジョブ状態にはダウンロードの失敗が示されます。サーバーで複数のサーバーコンポーネントのアップデートが試行された場合、すべてのファームウェアアップデートファイルの合計サイズが 85 MB を超えることがあります。このような場合には、それらのコンポーネントアップデートのうちの 1 つのアップデートが、アップデートファイルの切り捨てによって失敗します。1 つのサーバー上で複数のコンポーネントをアップデートするには、最初に Lifecycle Controller および 32 ビット診断のコンポーネントをまとめてアップデートすることをお勧めします。これにはサーバーの再起動が不要で、比較的短時間で完了します。その後、その他のコンポーネントをまとめてアップデートすることができます。

すべての Lifecycle Controller アップデートは、即時に実行するようにスケジュールされます。ただし、システムサービスにより、これらの実行が遅延されることもあります。そのような状況では、CMC にホストされているリモート共有が実行時に利用不可となり、その結果アップデートが失敗します。


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