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PowerEdge FX2/FX2s 向け Dell Chassis Management Controller バージョン 1.3 ユーザーズガイド

シャーシ設定のチェックリスト

次のタスクによって、シャーシを正確に設定することができます。
  1. CMC と、ブラウザを使用する管理ステーションは、管理ネットワークと呼ばれる同じネットワーク上にあることが必要です。イーサネットネットワークケーブルを GB1 とラベル付けされたポートから管理ネットワークに接続します。

    管理ネットワーク:CMC、iDRAC (各サーバー上)、およびスイッチ I/O モジュール用のネットワーク管理ポートは、PowerEdge FX2/FX2s シャーシ内の共通内部ネットワークに接続されています。これにより、管理ネットワークをサーバーデータネットワークから分離することができます。

    アプリケーションネットワーク:管理対象サーバーへのアクセスは I/O モジュール(IOM)へのネットワーク接続を介して行われます。これによって、アプリケーションネットワークを管理ネットワークから分離することができます。シャーシ管理へのアクセスが中断されないように、このトラフィックを分離することが重要です。
    • 注: シャーシ管理はデータネットワークから分離することが推奨されます。データネットワーク上における潜在的なトラフィックのため、内部管理ネットワーク上の管理インタフェースがサーバー向けのトラフィックによって飽和状態になる可能性があります。このため、CMC と iDRAC 間の通信に遅延が発生します。これらの遅延は、iDRAC が稼動中であっても CMC が iDRAC をオフライン状態と見なしたりするなどの予期しないシャーシ動作が発生し、他の不要な動作が発生する原因になります。管理ネットワークを物理的に分離することができない場合は、CMC および iDRAC トラフィックをそれぞれ異なる VLAN に分離するというオプションもあります。CMC と個々の iDRAC ネットワークインタフェースは、VLAN を使用するように設定することができます。
  2. この STK/Gb2 ポートは CMC NIC のフェールオーバー用にも使用できます。NIC フェールオーバーを実装するには、CMC 設定がデフォルトの スタッキング から 冗長 に変更されているようにしてください。詳細については、「 管理ポート 2 の設定」を参照してください。
    • 注意: NIC のフェールオーバーを実装するために CMC の設定がデフォルトのスタッキングから冗長に変更されていない場合に、STK/Gb2 ポートを管理ネットワークに接続すると、予想できない結果になります。デフォルトのスタッキングモードで、Gb1 および STK/Gb2 ポートを同じネットワーク(ブロードキャストドメイン)にケーブル配線すると、ブロードキャストストームを引き起こす可能性があります。CMC 設定が冗長モードに変更されているが、スタッキングモードでケーブルがシャーシ間をデイジーチェーン配線されているという場合にも、ブロードキャストストームが発生する可能性があります。ケーブル配線モデルが用途に対して CMC 設定に合っていることを確認します。
  3. シャーシに I/O モジュールを取り付け、ネットワークケーブルを I/O モジュールに接続します。
  4. シャーシにサーバーを挿入します。
  5. シャーシを電源に接続します。
  6. シャーシの電源をオンにするには、電源ボタンを押すか、タスク 6 を完了してから次のインタフェースを使用します。ウェブインタフェースを使用して、 シャーシ概要 > 電源 > 制御 > 電源制御オプション > システムの電源を入れる の順に移動し、 適用 をクリックします。

    コマンドラインインタフェースを使用してシャーシの電源をオンにすることもできます。その場合は、 racadm chassisaction powerup コマンドを使用します。

    • 注: サーバーの電源は入れないでください。
  7. デフォルトの CMC のネットワーク設定は、静的な CMC IP アドレス 192.168.0.120 です。DHCP へネットワーク設定を変更する場合には、CMC のシリアルポートにシリアルケーブルを接続します。シリアル接続についての詳細は、「 管理ステーションからのリモートアクセスソフトウェアの使用」の項に記載されているシリアルインタフェース / プロトコルセットアップを参照してください。

    シリアル接続の確立後、ログインし、 racadm setniccfg —d コマンドを使用してネットワーク設定を DHCP に変更します。CMC では、DHCP サーバーからの IP アドレスの取得に約 30~60 秒かかります。

    DHCP が割り当てた CMC IP アドレスを表示するには、次のいずれかの方法を使用します。
    • CMC とのシリアル接続を使用して CMC IP アドレスを表示するには、次の手順を実行します。
      1. シャーシ背面にあるシリアルコネクタに、シリアル Null モデムケーブルの一端を接続します。
      2. ケーブルのもう一端を管理システムシリアルポートに接続します。
      3. 接続確立後、デフォルトのルートアカウント資格情報を使用して CMC にログインします。
      4. racadm getniccfg コマンドを実行します。

        表示された出力で、 現在の IP アドレス を検索します。

    • KVM を使用してサーバーを接続することによって CMC IP アドレスを表示するには、次の手順を実行します。
      1. KVM を使用して、シャーシ内のサーバーに接続します。
      2. サーバーの電源を入れます。
      3. サーバーが UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)モードで起動するように設定されていることを確認します。
      4. F2 を押して、セットアップユーティリティ ページにアクセスします。
      5. セットアップユーティリティ ページで、 iDRAC 設定 > システム概要 をクリックします。

        CMC IP アドレスが Chassis Management Controller セクションに表示されます。

        iDRAC GUI の iDRAC 設定 ページの詳細については、『 Dell Integrated Dell Remote Access Controller(iDRAC)ユーザーズガイド 』を参照してください。

  8. デフォルトのルートアカウント資格情報を入力して、ウェブブラウザを使用して CMC IP アドレスに接続します。
  9. 必要に応じて、iDRAC ネットワークを設定します。iDRAC LAN は、デフォルトで静的 IP が設定された状態で有効化されています。 Enterprise ライセンス を使用してデフォルトの静的 IP アドレスを判別するには、 サーバー概要 > セットアップ > iDRAC の順に移動します。 Express ライセンス を使用して静的 IP アドレスを判別することもできます。その場合は、 サーバー概要 > サーバースロット > セットアップ > iDRAC の順に移動します。
  10. CMC ウェブインタフェースで、IO モジュールを外部管理 IP アドレス(該当する場合)を使用して入力します。IP アドレスは、 I/O モジュール概要 をクリックしてから セットアップ をクリックすることで取得できます。
  11. デフォルトのルートアカウント資格情報を使用してウェブインタフェース経由で各 iDRAC に接続し、必要な設定を行います。
  12. サーバーの電源を入れ、オペレーティングシステムをインストールします。
  • 注: デフォルトのローカルアカウント資格情報は、root(ユーザー名)と calvin(パスワード)です。

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