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Integrated Dell Remote Access Controller 9バージョン3.31.31.31ユーザーズ ガイド

iDRAC にアクセスするためのインタフェースとプロトコル

次の表は、iDRAC にアクセスするためのインタフェースのリストです。

注: 複数のインタフェースを同時に使用すると、予期しない結果が生じることがあります。
表 1. iDRAC にアクセスするためのインタフェースとプロトコルiDRAC にアクセスするためのインタフェースとプロトコル

インタフェースまたはプロトコル

説明

iDRAC 設定ユーティリティ(F2)

iDRAC 設定ユーティリティを使用して、プレオペレーティングシステム処理を実行します。iDRAC 設定ユーティリティには、他の機能とともに iDRAC ウェブインタフェースで使用可能な機能のサブセットが含まれます。

iDRAC 設定ユーティリティにアクセスするには、起動中に <F2> を押し、System Setup Main Menu(システムセットアップメインメニュー) ページで iDRAC Settings(iDRAC 設定) をクリックします。

Lifecycle Controller(F10)iDRAC の設定には Lifecycle Controller を使用します。Lifecycle Controller にアクセスするには、起動中に <F10> を押し、セットアップユーティリティハードウェア詳細設定iDRAC 設定 の順に選択します。詳細に関しては、dell.com/support/idracmanuals にある 『Lifecycle Controller ユーザーズガイド』を参照してください。
iDRAC ウェブインタフェースiDRAC ウェブインタフェースを使用して、iDRAC を管理し、管理対象のシステムをモニタします。ブラウザは、HTTPS ポートを介してウェブサーバに接続します。データストリームは 128 ビット SSL を使用して暗号化され、プライバシーと整合性を提供します。HTTP ポートへの接続は、いずれも HTTPS にリダイレクトされます。管理者は、SSL CSR 生成プロセスで独自の SSL 証明書をアップロードして、ウェブサーバのセキュリティを確保できます。デフォルトの HTTP および HTTPS ポートは変更できます。ユーザーアクセスはユーザー権限に基づきます。
OpenManage Enterprise(OME)Modular Webインターフェイス
注: このインターフェイスは、MXプラットフォームの場合のみ利用できます。
シャーシの監視と管理のほか、OME-Modular Webインターフェイスでは次の操作が可能です。
  • 管理下システムのステータスの表示
  • iDRAC ファームウェアのアップデート
  • iDRAC ネットワークの設定
  • iDRAC ウェブインタフェースへのログイン
  • 管理下システムの開始、停止、またはリセット
  • BIOS、PERC、および対応ネットワークアダプタのアップデート

詳細については、PowerEdge MX7000シャーシ向けOME - Modularユーザーズ ガイド』は、www.dell.com/openmanagemanualsにあります。 を参照してください。

CMC Webインターフェイス
注: このインターフェイスは、MXプラットフォームでは使用できません。
シャーシの監視と管理のほか、CMC Webインターフェイスでは次の操作が可能です。
  • 管理下システムのステータスの表示
  • iDRAC ファームウェアのアップデート
  • iDRAC ネットワークの設定
  • iDRAC ウェブインタフェースへのログイン
  • 管理下システムの開始、停止、またはリセット
  • BIOS、PERC、および対応ネットワークアダプタのアップデート
サーバー LCD パネル / シャーシ LCD パネルサーバー前面パネルの LCD を使用して、次の操作を行うことができます。
  • アラート、iDRAC IP または MAC アドレス、ユーザーによるプログラムが可能な文字列の表示
  • DHCP の設定
  • iDRAC 静的 IP 設定の設定

ブレードサーバーでは、LCD はシャーシの前面パネルにあり、すべてのブレード間で共有されています。

サーバを再起動しないで iDRAC をリセットするには、システム識別ボタン LCD アイコンを示す画像 を 16 秒間押し続けます。

注: LCD パネルは、前面ベゼルをサポートするラックシステムまたはタワーシステムでのみ使用できます。ブレードサーバーでは、LCD はシャーシの前面パネルにあり、すべてのブレード間で共有されています。
RACADMこのコマンドラインユーティリティを使用して、iDRAC およびサーバの管理を実行します。RACADM をローカルおよびリモートで使用できます。
  • ローカル RACADM コマンドラインインタフェースは、Server Administrator がインストールされている管理下システムで実行されます。ローカル RACADM は、帯域内 IPMI ホストインタフェースを介して iDRAC と通信します。このユーティリティはローカルの管理下システムにインストールされているため、実行するには、ユーザーはオペレーティングシステムにログインする必要があります。このユーティリティを使用するユーザーは、完全な Administrator 権限を持っているか、root ユーザーである必要があります。
  • リモート RACADM は、管理ステーションで実行されるクライアントユーティリティです。これは、管理下システムで RACADM コマンドを使用するために帯域外ネットワークインタフェースを使用し、HTTP チャネルも使用します。–r オプションは、ネットワークで RACADM コマンドを実行します。
  • ファームウェア RACADM には、SSH または telnet を使用して iDRAC にログインすることでアクセスできます。iDRAC IP、ユーザー名、またはパスワードを指定せずにファームウェア RACADM コマンドを実行することができます。
  • ファームウェア RACADM コマンドを実行するために、iDRAC IP、ユーザー名、またはパスワードを指定する必要はありません。RACADM プロンプトの起動後、racadm プレフィックスを付けずに直接コマンドを実行することができます。
iDRAC RESTful API および Redfish

Redfish スケーラブルプラットフォーム管理 API は、Distributed Management Task Force(DMTF)によって定義された標準です。Redfish は、次世代のシステム管理インタフェース標準で、スケーラブルかつセキュアでオープンなサーバ管理を可能にします。これは、帯域外システム管理を実行するためにモデルフォーマットで定義されたデータに、RESTful インタフェースのセマンティックを用いてアクセスする新しいインタフェースです。スタンドアロンサーバからラックマウントサーバやブレードサーバといった広範囲のサーバ環境、および大規模クラウド環境に適しています。

Redfish には、既存のサーバの管理方法に比べて次の利点があります。
  • 簡便性と利便性が向上
  • 高いデータセキュリティ
  • 容易にスクリプト作成できるプログラマブルインタフェース
  • 広く使用されている標準に準拠

詳細については、iDRAC Redfish APIガイド』は、www.dell.com/idracmanualsにあります。 を参照してください。

WSMan

LC-Remote Service は、WSMan プロトコルに基づいて一対多のシステム管理タスクを実行します。LC-Remote Services 機能を使用するには、WinRM クライアント(Windows)や OpenWSMan クライアント(Linux)などの WSMan クライアントを使用する必要があります。PowerShellまたはPythonを使用して、WSManインターフェイスに対してスクリプトを実行することもできます。

Web Services for Management(WSMan)は、Simple Object Access Protocol(SOAP)ベースのシステム管理用に使用されるプロトコルです。iDRAC は WSMan を使用して、Distributed Management Task Force(DMTF)の共通情報モデル(CIM)ベースの管理情報を伝達します。CIM の情報は、管理下システムで変更可能なセマンティックや情報の種類を定義します。WSMan で使用できるデータは、DMTF プロファイルおよび拡張プロファイルにマッピングされている、iDRAC 計装インタフェースによって提供されます。

詳細については、次の文書を参照してください。
SSHSSH を使用して RACADM コマンドおよび SMCLP コマンドを実行します。高度なセキュリティを実現するために暗号化されたトランスポート層を使用して、Telnet コンソールと同じ機能を提供します。デフォルトでは、SSH サービスは iDRAC 上で有効になっています。SSH サービスは iDRAC で無効にできます。iDRAC は、RSA ホストキーアルゴリズムを使用する SSH バージョン 2 のみをサポートします。iDRACを最初に起動する際、一意の 1024 ビット RSA ホストキーが生成されます。
TelnetTelnet を使用して、RACADM および SMCLP コマンドを実行できる iDRAC にアクセスします。RACADM の詳細については、iDRAC RACADM CLIガイド』は、www.dell.com/idracmanualsにあります。 を参照してください。SMCLP の詳細については、「SMCLP の使用」を参照してください。
注: Telnet は、セキュアなプロトコルではなく、デフォルトで無効になっています。Telnet は、パスワードのプレーンテキストでの送信を含む、すべてのデータを伝送します。機密情報を伝送する場合は、SSH インタフェースを使用してください。
VMCLI仮想メディアコマンドラインインタフェース(VMCLI)を使用して管理ステーション経由でリモートメディアにアクセスし、複数の管理下システムにオペレーティングシステムを展開します。
IPMIToolIPMITool を使用して、iDRAC 経由でリモートシステムの基本管理機能にアクセスします。インタフェースには、ローカル IPMI、IPMI over LAN、IPMI オーバーシリアル、シリアルオーバー LAN が含まれます。IPMITool の詳細については、dell.com/idracmanuals にある『Dell OpenManage ベースボード管理コントローラユーティリティユーザーズガイド』を参照してください。
注: IPMI バージョン 1.5 はサポートされていません。
SMCLPサーバ管理ワークグループのサーバ管理コマンドラインプロトコル(SMCLP)を使用して、システム管理タスクを実行します。これは SSH または Telnet 経由で使用できます。SMCLPの詳細については、「SMCLP の使用」を参照してください。
NTLMiDRAC によって、NTLM がユーザーへの認証、整合性、機密性を提供できるようになります。NT LAN Manager(NTLM)は Microsoft セキュリティプロトコルのスイートで、Windows ネットワークで動作します。
SMBiDRAC9 は、サーバメッセージブロック(SMB)プロトコルをサポートします。これはネットワークファイル共有プロトコルで、デフォルトでサポートされる SMB の最小バージョンは 2.0 です。SMBv1 はサポートされなくなりました。
NFSiDRAC9 は、ネットワークファイルシステムNFS)をサポートしています。これは分散ファイルシステムプロトコルで、これによりユーザーは、サーバ上にリモートディレクトリをマウントできるようになります。

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