Windows Server: BCDファイルの修復方法(起動モード: BIOS)
概要: 本ドキュメントでは、起動モードがBIOSの環境において、BCDファイルの破損によりOSが起動できない場合の復旧方法について説明します。
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すべての製品パージョンがこの記事に記載されているわけではありません。
手順
BCDファイル修復手順 1.
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bootrec /fixmbrコマンドでMBRを上書きします。
*実行してもエラーが発生する場合は、修復手順2.へ進んでください。
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bootrec /fixbootコマンドでブートセクターをシステムパーティションに上書きします。
*実行結果が"Access is denied."(アクセス拒否)と表示され実行できない場合はスキップしてください。
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bootrec /rebuildbcdコマンドでBCDストアを再構築します。
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再起動し、OSが起動できるか確認します。
BCDファイル修復手順 2.
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bcdedit /export C:\BCD.oldコマンドで、ブート構成データ(\Boot\BCDファイル)の内容をエクスポートします。
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cd /d c:\bootコマンドで、Bootフォルダのディレクトリに移動します。
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BCDファイルを正しく表示させるため、
attrib bcd -s -h -rコマンドで隠しファイルの属性を変更します。
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ren c:\Boot\bcd bcd.oldコマンドでBCDファイルをリネームしバックアップします。
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bootrec /rebuildbcdコマンドでBCDストアを再構築します。
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再起動し、OSが起動できるか確認します。
Hyper-Vをインストールしている場合に実施が必要な設定
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Hyper-Vの役割をインストールしている場合、ログオン後に下記のコマンドを実行し利用できるようにします。
bcdedit /set {current} hypervisorlaunchtype auto
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確認のため
bcdeditコマンドを実行し、"hypervisorlaunchtype"で"Auto"の項目が追加されていることを確認します。
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対象製品
Microsoft Windows Server 2016, Microsoft Windows Server 2019, Microsoft Windows Server 2022, Microsoft Windows 2012 Server, Microsoft Windows 2012 Server R2文書のプロパティ
文書番号: 000215662
文書の種類: How To
最終更新: 26 3月 2025
バージョン: 5
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