Windows Server: DISMコマンドでの修復手順
概要: 本ドキュメントでは、DISMコマンドを利用したWindowsPE環境での修復手順について説明します。
手順
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OSインストールメディアより起動し、コンピューターを修復するを選択します。

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トラブルシューティングを選択します。

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コマンドプロンプトを選択します。

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コマンドプロンプトが起動したら、システムパーティションを確認します。
notepadと入力してメモ帳を開き、ファイル -> 名前を付けて保存よりPCを選択し、システムのドライブレターを確認します。

*以下のようにシステム領域が検出されていない場合は、DISKPARTを利用しドライブレターを割り当てます。

例:
diskpart: DISKPART起動
list disk: ディスクのリスト表示
select disk x: ディスクの選択
list partition: 選択したディスク内のパーティションのリスト表示
select partition x: パーティションの選択
assign letter=x: 選択したパーティションにドライブレターを割り当てる
list volume: ボリュームのリスト表示(ドライブレターが割り当てられていることを確認) -
以下のそれぞれのコマンドで、システムの状態確認及び修復を実施します。
DISM /Image:C:\ /Cleanup-Image /CheckHealth
*ローカルイメージ内にファイルの破損があるかどうかをチェックします(修復は行いません)。DISM /Image:C:\ /Cleanup-Image /ScanHealth
*高度なスキャンを実行して、Windowsイメージに破損がないかどうかを確認します(修復は行いません)。DISM /Image:C:\ /Cleanup-Image /Restorehealth
*高度なスキャンを実行し、イメージで検出された問題を自動的に修復します。DISM /Image:C:\ /Cleanup-Image /startcomponentcleanup
*更新済みコンポーネントを除く古いコンポーネントをすべて削除します。実行時に以下の警告が表示されますが、成功する場合は無視して問題ありません。
失敗する場合は、"mkdir C:\scratch"などを作成し、/scratchdir:C:¥scratchのオプションを付けて実施します。

The scratch directory size might insufficient to perfrom this operation. This can cause unexpected behavior.
use the /scratchdir option to point to afolder with sufficient scratch space. The recommended size is at least 1024 MB.
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