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Integrated Dell Remote Access Controller 8(iDRAC8)および iDRAC7 v2.20.20.20 ユーザーズガイド

テクニカルサポートレポートの生成

サーバーの問題についてテクニカルサポートとの作業が必要であるが、セキュリティポリシーによってインターネットへの直接接続が制限されているという場合、ソフトウェアのインストールや Dell からのツールのダウンロード、またはサーバーオペレーティングシステムや iDRAC からのインターネットへのアクセスを必要とすることなく、テクニカルサポートに必要なデータを提供して問題のトラブルシューティングを円滑に進めることができます。代替のシステムからレポートを送信し、サーバーから収集されたデータのテクニカルサポートへの転送中に、そのデータが許可を持たないユーザーによって閲覧されないことを確実にすることができます。

サーバーの正常性レポートを生成し、レポートを管理ステーション(ローカル)上の場所または、共有インターネットファイルシステム(CIFS)やネットワークファイル共有(NFS)といったネットワーク上の共有の場所で共有することがでます。その後、このレポートをテクニカルサポートと直接共有することができます。CIFS や NFS といったネットワーク共有の場所にエクスポートするには、iDRAC 共有への直接ネットワーク接続、または専用のネットワークポートが必要です。

このレポートは、標準の ZIP フォーマットで生成されます。このレポートに含まれる情報は DSET レポートにある情報と似ています。以下に例を示します。
  • すべてのコンポーネントのハードウェアインベントリ
  • システム、Lifecycle Controller、およびコンポーネントの属性
  • オペレーティングシステムおよびアプリケーションの情報
  • アクティブ Lifecycle Controller ログ(アーカイブされたエントリは含まない)
  • PCIe SSD ログ
  • ストレージコントローラログ
  • 注: TSR 機能を使用した PCIe SSD のための TTYLog コレクションは、デルの第 12 世代 PowerEdge サーバーではサポートされません。

レポートの生成後にレポートを表示することができます。レポートには複数の XML ファイルとログファイルが含まれています。このレポートをテクニカルサポートと共有し、問題を解決するために利用します。

データ収集が実行されるたびに、イベントが Lifecycle Controller ログに記録されます。イベントには、使用されたインタフェース、エクスポートの日時、iDRAC ユーザー名などの情報が含まれます。

次の 2 つの方法で、OS アプリケーションおよびログレポートを生成できます。
  • 自動 — OS Collector ツールを自動で呼び出す iDRAC サービスモジュールを使用します。
  • 手動 — 実行可能な OS Collector をサーバー OS から手動で実行します。iDRAC は、実行可能な OS Collector を、DRACRW ラベルが付いた USB デバイスとしてサーバー OS に表示します。
  • 注:
    • OS Collector ツールは、Dell Precision PR7910 システムには適用されません。
    • OS ログ収集機能は、CentOS オペレーティングシステムではサポートされていません。
正常性レポートを生成する前に、次を確認します。
  • Lifecycle Controller が有効化されている。
  • Collect System Inventory on Reboot(CSIOR)が有効になっている。
  • ログインおよびサーバー制御権限がある。

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