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Integrated Dell Remote Access Controller 8(iDRAC8)および iDRAC7 v2.20.20.20 ユーザーズガイド

自動リモート診断のスケジュール

1 回限りのイベントとして、サーバー上で、リモートのオフライン診断を呼び出して結果を返すことができます。診断で再起動が必要な場合、すぐに再起動するか、次回の再起動またはメンテナンス期間までステージングすることができます(アップデートを実行する場合と同様)。診断を実行すると、結果が収集され、内部 iDRAC ストレージに保存されます。この後、 diagnostics export racadm コマンドを使用して結果を NFS または CIFS ネットワーク共有にエクスポートできます。診断の実行は、適切な WSMAN コマンドを使用しても行うことができます。詳細に関しては、WSMAN のマニュアルを参照してください。

自動リモート診断を使用するには、iDRAC Express ライセンスが必要です。

診断をすぐに実行する、または特定の日付と時刻をスケジュールしたり、診断タイプおよび再起動のタイプを指定することができます。

スケジュールに関しては、以下を指定することができます。
  • 開始時刻 - 将来の日付と時刻に診断を実行します。TIME NOW を指定すると、診断は、次回の再起動時に実行されます。
  • 終了時刻 - 開始時刻より後、診断がその時まで実行される日付と時刻です。終了時刻までに診断が終了しない場合、有効期限切れで失敗としてマークされます。TIME NA を指定すると、待機時間は適用されません。
診断テストの種類は次のとおりです。
  • 拡張テスト
  • エクスプレステスト
  • 両方のテストを順に実行
再起動の種類は次のとおりです。
  • システムのパワーサイクル
  • 正常なシャットダウン(オペレーティングシステムの電源をオフ、またはシステムを再起動を待機)
  • 強制シャットダウン(オペレーティングシステムに電源オフの信号を送り 10 分待機。オペレーティングシステムの電源が切れない場合、iDRAC が電源サイクルを実行します)

スケジュール可能な診断ジョブ、または一度に実行可能なジョブは 1 つのみです。診断ジョブを実行すると、正常に完了、エラーで終了、または不成功、のいずれかになります。結果を含む診断イベントは Lifecycle Controller ログに記録されます。リモート RACADM、または WSMAN を使用して最近実行した診断の結果を取得することができます。

リモートでスケジュールされた診断テストのうち、最新の診断結果を、CIFS または NFS などのネットワーク共有にエクスポートできます。最大ファイルサイズは 5 MB です。

ジョブのステータスが未スケジュールまたはスケジュール済みの場合、診断ジョブをキャンセルできます。診断を実行中の場合は、ジョブをキャンセルするにはシステムを再起動します。

リモート診断を実行する前に次を確認します。
  • Lifecycle Controller が有効化されている。
  • ログインおよびサーバー制御権限がある。

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