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Integrated Dell Remote Access Controller 8(iDRAC8)および iDRAC7 v2.20.20.20 ユーザーズガイド

仮想メディアの管理

仮想メディアを使用すると、管理対象サーバーは管理ステーション上のメディアデバイスや、ネットワーク共有上の ISO CD/DVD イメージに、それらが管理対象サーバーにあるかのようにアクセスできます。

仮想メディア機能を使用すると、次の操作を実行できます。
  • リモートシステムに接続されたメディアにネットワークを介してリモートアクセス
  • アプリケーションのインストール
  • ドライバの更新
  • 管理下システムへのオペレーティングシステムのインストール

これは、ラックおよびタワーサーバーでは、ライセンスが必要な機能です。ブレードサーバーでは、デフォルトで使用できます。

主な機能は次のとおりです。
  • 仮想メディアは、仮想オプティカルドライブ(CD/DVD)、フロッピードライブ(USB ベースのドライブを含む)、および USB フラッシュドライブをサポートします。
  • 管理下システムには、管理ステーション上のフロッピー、USB フラッシュドライブ、またはキーのいずれかと 1 つのオプティカルドライブを接続できます。サポートされるフロッピードライブには、フロッピーイメージまたは 1 つの利用可能なフロッピードライブが含まれます。サポートされるオプティカルドライブには、最大 1 つの利用可能なオプティカルドライブまたは 1 つの ISO イメージファイルが含まれます。

    次の図は、一般的な仮想メディアのセットアップを示しています。

  • 仮想マシンから iDRAC の仮想フロッピーメディアにアクセスすることはできません。
  • 接続された仮想メディアは、管理下システム上の物理デバイスをエミュレートします。
  • Windows ベースの管理下システムでは、仮想メディアドライブは接続され、ドライブ文字が設定された場合に自動マウントされます。
  • いくつかの設定がある Linux ベースの管理下システムでは、仮想メディアドライブは自動マウントされません。仮想メディアドライブを手動でマウントするには、mount コマンドを使用します。
  • 管理下システムからのすべての仮想ドライブアクセス要求は、ネットワークを介して管理ステーションに送信されます。
  • 仮想デバイスは、管理下システムで 2 つのドライブとして表示されます(ドライブにはメディアが取り付けられません)。
  • 2 つの管理下システム間で管理ステーションの CD/DVD ドライブ(読み取り専用)を共有できますが、USB メディアを共有することはできません。
  • 仮想メディア は 128 Kbps 以上のネットワーク帯域幅を必要とします。
  • LOM または NIC フェイルオーバーが発生した場合は、仮想メディアセッションを切断できません。
図 1. 仮想メディアセットアップ仮想メディアセットアップ

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