Isilon: 「isi」コマンドを実行すると、「サーバーからの不完全な応答」が得られる

概要: 「isi」コマンドを実行すると、「サーバーからの不完全な応答」が返されます。

この記事は次に適用されます: この記事は次には適用されません: この記事は、特定の製品に関連付けられていません。 すべての製品パージョンがこの記事に記載されているわけではありません。

現象

特定のノードでは、isiコマンドの実行時に「サーバーからの不完全な応答」があるというエラーが発生します。

いくつかの例を次に示します。
# isi job status
サーバーからの不完全な応答。

# isi quota quotas list
Incomplete response from server.

# isi smb openfile list
サーバーからの不完全な応答。

このエラーが発生しているノードを介してWebUIにアクセスできない場合があります。Flexprotectなどのジョブも実行できない場合があります。

原因

isi_papi_dプロセスが不良状態です。

解決方法

エラーが発生しているノードにSSHでログインします。

1.isi_papi_dが有効になっていることを確認します。
# isi services -a isi_papi_d

2.有効になっている場合は、手順3に進みます。有効になっていない場合は、次のコマンドを実行してisi_papi_d
 
# isi services -a isi_papi_d enable

以前は動作していなかった「isi」コマンドを実行してみてください。それでもコマンドにエラーが発生する場合は、手順3に進みます。コマンドが正常に動作する場合、問題は解決されます。
 
3.次のコマンドを実行して、プロセスがすべてのノードで実行されているかどうかを確認し、プロセスのPIDを確認します。
 
# ps auxwww | grep isi_papi | grep -v grep

4.isi_papi_dの無効化
 
# isi services -a isi_papi_d disable
5.10秒待ってから、プロセスが実行されていないことを確認します。
 
# ps auxwww | grep isi_papi | grep -v grep
出力がない場合は、ステップ10に進みます。それ以外の場合は、手順6に進みます。
 
6.すべてのプロセスを強制終了します。
 
# killall -9 isi_papi_d

7.プロセスがまだ実行されているかどうかを確認します。
 
# ps auxwww | grep isi_papi | grep -v grep
出力がない場合は、ステップ10に進みます。それ以外の場合は、ステップ8に進みます。
 
8.PIDを強制終了してみます。
 
# pkill <PID>

たとえば、「ps auxwww」コマンドの出力が次のようになります。
 root    5439  0.0  0.5 185264 30932  ??  Ds   10:31AM 126:21.86 /usr/sbin/isi_papi_d

PIDは5439になります。

9.まだ実行中のプロセスがあるかどうかを確認します。
 
# ps auxwww | grep isi_papi | grep -v grep
出力がない場合は、次の手順に進みます。それ以外の場合は、Isilonサポートに連絡して引き続き調査を行います。

10.isi_papiプロセスに対してgrepを実行しても出力がないため、プロセスが正常に停止したことを意味します。isi_papi_dサービスを再度オンにして、以前は動作していなかった「isi」コマンドをテストします。
 
# isi services -a isi_papi_d enable
 
コマンドが機能する場合、問題は解決されます。問題がまだ進行中の場合は、Isilonサポートに問い合わせ、詳細な調査を依頼してください。

対象製品

Isilon
文書のプロパティ
文書番号: 000052211
文書の種類: Solution
最終更新: 01 4月 2025
バージョン:  6
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