iDRAC Service Module のバージョン 2.0 以前のバージョンでは、iDRAC Service Module のインストール中に、サポートされているサーバではないことを示すエラーメッセージが表示されます。対応サーバーの詳細については、『ユーザーズガイド』を参照してください。このエラーの解決方法を教えてください。
iDRAC Service Module をインストールする前に、サーバが第 12 世代以降の PowerEdge サーバであることを確認してください。また、64 ビットシステムを使用していることも確認してください。
USBNIC 経由の OS to iDRAC パススルーが正しく設定されていても、OS のログに次のメッセージが表示されます。なぜですか?
iDRAC サービスモジュールは、OS to iDRAC パススルーチャネルを使用して、iDRAC と通信できません
iDRAC Service Module は、OS to iDRAC パススルー機能を使用して、USB NIC 経由で iDRAC との通信を確立します。正しい IP エンドポイントを使用して USB NIC インタフェースが設定されていても、通信が確立されないことがあります。この状況は、ホストのオペレーティングシステムのルーティングテーブルで、同じ宛先マスクに対して複数のエントリが設定されているため、USB NIC の宛先がルーティング順序の 1 番目に指定されない場合に発生することがあります。
表 1. ルーティング順序の例ルーティング順序の例
Destination(送信先)
ゲートウェイ
Genmask
フラグ
メトリック
参照
使用インタフェース
デフォルト
10.94.148.1
0.0.0.0
UG
1024
0
0 em1
10.94.148.0
0.0.0.0
255.255.255.0
U
0
0
0 em1
link-local
0.0.0.0
255.255.255.0
U
0
0
0 em1
link-local
0.0.0.0
255.255.255.0
U
0
0
0 enp0s20u12u3
この例では、enp0s20u12u3 が USB NIC インタフェースであり、リンクローカル宛先マスクが繰り返され、USB NIC が順序の最初になっていません。このため、OS to iDRAC パススルー経由の iDRAC サービスモジュールと iDRAC 間における接続問題が発生する結果となります。接続問題のトラブルシューティングを行う場合、iDRAC USBNIC の IPv4 アドレス(デフォルトでは 169.254.1.1)にホストのオペレーティングシステムから到達可能かどうか確認してください。
到達可能でない場合は、次の手順を実行します。
一意の宛先マスクで iDRAC USBNIC アドレスを変更します。
ルーティングテーブルから不要なエントリを削除して、ホストが iDRAC USB NIC IPv4 アドレスと通信する際には USB NIC が経路で選択されるようにします。
iDRAC Service Module のバージョン 2.0 またはそれ以前のバージョンでは、VMware ESXi サーバから iDRAC Service Module をアンインストールするときに、vSphere クライアントで仮想スイッチが vSwitchiDRACvusb、ポートグループが iDRAC ネットワークと命名されます。これらを削除する方法を教えてください。
VMware ESXi サーバに iDRAC Service Module VIB をインストールすると、iDRAC Service Module は仮想スイッチとポートグループを作成し、OS to iDRAC パススルーを介して USB NIC モードで iDRAC と通信できるようにします。Service Module をアンインストールしても、仮想スイッチ vSwitchiDRACvusb とポートグループ iDRAC Network は削除されません。これらを手動で削除するには、次の手順のいずれかを実行します。