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Integrated Dell Remote Access Controller 9(iDRAC9) バージョン3.00.00.00ユーザーズ ガイド

仮想アドレス、イニシエータ、およびストレージターゲットのダイナミック設定

仮想アドレス、イニシエータ、およびストレージターゲットの設定は動的に表示および設定し、永続性ポリシーを適用できます。これにより、アプリケーションは電源状態の変化(つまり、オペレーティングシステムの再起動、ウォームリセット、コールドリセット、または AC サイクル)に基づいて、また、その電源状態に対する永続性ポリシーに基づいて設定を適用できます。これにより、システムの作業負荷を別のシステムに迅速に再設定する必要がある導入環境に高い柔軟性をもたらします。

仮想アドレスは次のとおりです。
  • 仮想 MAC アドレス
  • 仮想 iSCSI MAC アドレス
  • 仮想 FIP MAC アドレス
  • 仮想 WWN
  • 仮想 WWPN
注: 永続性ポリシーをクリアすると、すべての仮想アドレスが工場で設定されたデフォルトの永続アドレスにリセットされます。
注: 仮想 FIP、仮想 WWN、および仮想 WWPN MAC 属性を持つ一部のカードでは、仮想 FIP を設定するときに仮想 WWN および仮想 WWPN MAC 属性が自動的に設定されます。
IO アイデンティティ機能を使用すると、次の操作を行うことが出来ます。
  • ネットワークおよび Fibre Channel デバイスに対する仮想アドレスの表示と設定(たとえば、NIC、CNA、FC HBA)。
  • イニシエータ(iSCSI および FCoE 用)およびストレージターゲット設定(iSCSI、FCoE、および FC 用)の設定。
  • システム AC 電源の喪失、システムのコールドリセットとウォームリセットに対する設定値の永続性またはクリアランスの指定。

仮想アドレス、イニシエータ、およびストレージターゲットに設定された値は、システムリセット時の主電源の処理方法や、NIC、CNA、または FC HBA デバイスに補助電源があるかどうかに基づいて変更される場合があります。IO アイデンティティ設定の永続性は、iDRAC を使用したポリシー設定に基づいて実現できます。

I/O アイデンティティ機能が有効になっている場合にのみ、永続性ポリシーが有効になります。システムのリセットまたは電源投入のたびに、値はポリシー設定に基づいて保持されるか、クリアされます。

注: 値がクリアされた後は、設定ジョブを実行するまで値を再適用することはできません。

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