デバイスのグループ化
データセンターでデバイスを効率良く素早く管理するには、次の操作を行います。
デバイスをグループ化します。たとえば、機能、OS、ユーザープロファイル、場所、ジョブの実行、実行クエリなどでデバイスをグループ化して、デバイスを管理します。 デバイスの管理、ファームウェアのアップデート、デバイスの検出、アラートポリシーとレポートの管理を行う際に、デバイス関連のデータをフィルタ処理します。 デバイスのプロパティをグループで管理できます。「デバイスの表示と設定 」を参照してください。 OpenManage Enterprise は、OpenManage Enterprise の監視対象デバイスについての概要を取得するためのビルトインレポートを提供します。 の順にクリックします。実行 をクリックします。「レポートの実行 」を参照してください。
注: OpenManage Enterprise で任意のタスクを実行するには、必要なユーザー権限を持っている必要があります。「役割ベースの OpenManage Enterprise ユーザー権限 」を参照してください。
選択したデバイスまたはグループに関連するダッシュボードデータを表示するには、デバイスグループ ドロップダウンメニューから選択します。
注: デバイスまたはグループの正常性状態が適切なシンボルで示されます。グループの正常性状態は、グループの中で最も重大な正常性状態を持つデバイスの正常性です。たとえば、多数のデバイスが存在するグループで特定のサーバの正常性が「警告」の場合、グループの正常性も「警告」です。ロールアップ状態は、重大度の高いデバイスのステータスと同じです。ロールアップ正常性状態の詳細については、Dell TechCenter のテクニカルホワイトペーパー『MANAGING THE ROLLUP HEALTH STATUS BY USING IDRAC ON THE DELL EMC 14TH GENERATION AND LATER POWEREDGE SERVERS 』(Dell EMC 第 14 世代以降の PowerEdge サーバの iDRAC を使用してロールアップ正常性状態を管理する)を参照してください。
グループは親および子グループを持つことができます。1 つのグループは、そのグループ自体を子グループとした親グループにはなれません。デフォルトでは、OpenManage Enterprise には次の組み込みグループが含まれています。
システムグループ :OpenManage Enterprise で作成されたデフォルトグループ。システムグループは編集も削除もできません。ただし、ユーザー権限に基づいて表示することはできます。システムグループの例:
HCI アプライアンス :ハイパーコンバージドデバイス(VxRAIL、Dell EMC XC シリーズデバイスなど)ハイパーバイザシステム :Hyper-V サーバ、VMware ESXi サーバモジュラーシステム :PowerEdge シャーシ、PowerEdge FX2、PowerEdge 1000e シャーシ、PowerEdge MX7000 シャーシ、および PowerEdge VRTX シャーシ。 注: MX7000 シャーシには、リード、スタンドアロン、またはメンバーシャーシがあります。MX7000 シャーシがリードシャーシで、メンバーシャーシを持つ場合、後者は、リードシャーシの IP を使用して検出されます。MX7000 シャーシは、次のいずれかの構文を使用して識別されます。
MCM グループ — 次の構文で識別される複数のシャーシを持つマルチシャーシ管理(MCM)グループを示します:Group_<MCM group name>_<Lead_Chassis_Svctag>。ここで、それぞれ次のようになります。<MCM group name>:MCM グループの名前。 <Lead_Chassis_Svctag>:リードシャーシのサービスタグ。シャーシ、スレッド、およびネットワーク IOM がこのグループを形成します。 スタンドアロンシャーシグループ — <Chassis_Svctag> 構文を使用して識別されます。シャーシ、スレッド、およびネットワーク IOM がこのグループを形成します。
ネットワークデバイス :Dell Force10 ネットワークスイッチとファイバチャネルスイッチ
サーバ :Dell iDRAC サーバ、Linux サーバ、Dell 以外のサーバ、OEM サーバ、および Windows サーバ
ストレージデバイス :Dell EMC Compellent アレイ
検出グループ :検出タスクの範囲にマッピングするグループ。含める / 含めない条件が適用されている検出ジョブで制御されるグループを編集または削除することはできません。「監視または管理のためのデバイスの検出 」を参照してください。注: 検出グループ機能は、OpenManage Enterprise 3.0 以降のバージョンではサポートされていません。OpenManage Enterprise-Tech Release で検出グループを作成し、OpenManage Enterprise 3.1 にアップグレードした場合は、関連するすべてのデータがアップデート後に削除され、関連するジョブとタスクは実行されません。
注: グループ内のすべてのサブグループを展開するには、そのグループを右クリックし、すべて展開 をクリックします。
カスタムグループ :ユーザーが特定の要件で作成したグループ。たとえば、ホスト電子メールサービスがグループ化されているサーバ。ユーザーは、ユーザー権限およびグループタイプに基づいて表示、編集、削除ができます。
静的グループ :グループに特定のデバイスを追加することで、ユーザーによって手動で作成される。これらのグループは、ユーザーが手動でグループ内またはサブグループ内のデバイスを変更した場合にのみ変更されます。グループの項目は、親グループが編集されるまで、または子デバイスが削除されるまで、静的の状態を保ちます。
クエリグループ :ユーザーが定義した基準に一致することで動的に定義されるグループ。このグループのデバイスは、基準を使用して検出されたデバイスの結果に基づいて変化します。たとえば、経理部に割り当てられたサーバを検出するクエリを実行します。ただし、クエリグループは階層のないフラット構造にする必要があります。
注: 静的およびクエリグループ:
複数の親グループは持てません。つまり、親グループの下にサブグループとしてグループを追加することはできません。 注: デバイスグループ階層内に複数のカスタム(クエリ)グループを作成すると、OpenManage Enterprise の全体的なパフォーマンスに影響します。最適なパフォーマンスを得るため、OpenManage Enterprise は 10 秒ごとに正常性ロールアップ状態をキャプチャし、複数の動的グループがあるとこのパフォーマンスに影響します。
すべてのデバイス ページの左側のペインで、親の静的およびクエリグループの下に子グループを作成できます。「静的デバイスグループの作成または削除 」および「クエリデバイスグループの作成または編集 」を参照してください。
注: OpenManage Enterprise で任意のタスクを実行するには、必要なユーザー権限を持っている必要があります。「役割ベースの OpenManage Enterprise ユーザー権限 」を参照してください。
静的またはクエリグループの子グループを削除するには、次の手順を実行します。
静的またはクエリグループを右クリックして、削除 をクリックします。 プロンプトが表示されたら、はい をクリックします。グループが削除され、グループの下のリストがアップデートされます。