DNSの設定について
[ドメイン名サービス(DNS)]タブで設定することにより、各コントローラー モジュールで管理用に識別可能なドメイン ホスト名を設定できます。DNSネーム サーバーはIPv4およびIPv6形式をサポートし、システムはコントローラーごとに最大3台のDNSサーバーをサポートしています。ネットワーク内でDNSサーバーと通信するストレージ システムを設定すると、システムからユーザーに送信される通知を中断せずにネットワークを変更できます。たとえば、DHCP環境でIPアドレスを頻繁に変更できます。
コントローラーはドメイン ホスト名をDNSサーバーにアドバタイズします。それに対し、DNSサーバーは、コントローラーを識別するDNSドメイン文字列にドメイン ホスト名を追加することにより、コントローラーの完全修飾ドメイン名(FQDN)を作成およびアドバタイズします。
ホスト名は、コントローラーごとに異なる名前にする必要があります。ホスト名は大文字と小文字を区別せず、1~63バイトです。名前は文字で始め、文字または数字で終える必要があります。文字、数字、ハイフンは使用できますが、ピリオドは使用できません。
アクセス可能なDNSサーバーがシステムで設定されると、mysmtpserver.example.comのような名前のSMTPサーバーを設定できます。さらに、検索ドメインexample.comとSMTPサーバーmysmtpserverを設定すると、同じ宛先にアクセスできます。
DNSにサーバー名の解決が要求される環境でEメールのパラメーターを設定する前に、この機能を使用してDNSパラメーターを設定する必要があります。ネットワークのパラメーターがDHCPモードに設定されていると、システムはDNSパラメーターの自動設定をサポートしません。したがって、DHCPの設定に関係なくDNSを手動で設定する必要があります。DNS設定の詳細については、DNSの設定を参照してください。
DNSサーバーの機能がコントローラーのnslookupサービスによって動作し、アクセス可能である場合、各コントローラーのFQDNも表示されます。nslookup出力が使用できない場合、ドメイン名は「-」と表示されます。
注: DNSの設定は、Eメール通知用のSMTPサーバー構成のみに制限されています。