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Dell EMC PowerVault ME4 Series ストレージ システム 管理者ガイド

仮想プールおよびディスク グループ

仮想プール内のボリュームは仮想的に割り当てられ、固定サイズのページに分割されます。各ページは、プール内の任意の場所からランダムに割り当てられます。仮想プール内のボリュームは、シン プロビジョニングもされています。つまり、ボリュームは最初はエンティティとして存在しますが、物理ストレージは割り当てられていません。シン プロビジョニングされたボリュームは、データがページに書き込まれたときに、オンデマンドで割り当てられます。

各コントローラーで512 TiBを超える仮想プールを作成する場合は、set advanced-settingsコマンド ライン インターフェイス(CLI)コマンドのlarge-poolsパラメーターを使用して、大規模なプール機能を有効にすることができます。大規模なプール機能がデフォルトのまま無効になっている場合、仮想プールの最大サイズは512 TiB、スナップショット ツリーあたりの最大ボリューム数は255(ベース ボリューム+254個のスナップショット)です。大規模なプール機能を有効化すると、仮想プールの最大サイズが1024 TiB(1 PiB)に増加し、スナップショット ツリーあたりの最大ボリューム数が9(ベースボリューム+8個のスナップショット)に低減します。スナップショット ツリーのボリュームに対して3個を超えるレプリケーション セットが定義されている場合、スナップショットあたりの最大ボリューム数は9未満に減少します。set advanced-settingsコマンド ライン インターフェイス(CLI)コマンドのlarge-poolsパラメーターの詳細については、『Dell EMC PowerVault ME4シリーズ ストレージ システムCLIガイド』を参照してください。

注: 仮想プールの物理容量の制限は、512 TiBです。オーバーコミットが有効化されている場合は、論理容量の制限は1 PiBです。
  • オーバーコミット機能が無効になっている場合、プールが上限しきい値に達したまたは超過した場合、ホストがプール ボリュームに対する読み取りまたは書き込みアクセスが失われることはありません。
  • オーバーコミット機能が有効になっている場合、プールが上限しきい値に達したまたは超過したとき、ストレージ システムはデータ保護センス キーAdd, Sense: Space allocation failed write protectをホストに送信します。プールが上限しきい値に達したまたは超過した後にホストが再起動された場合、ホストはプール ボリュームに対する読み取りおよび書き込みアクセスを失います。プール ボリュームに対する読み取りおよび書き込みアクセスを回復する唯一の方法は、プールにストレージを追加することです。

データを格納できる十分なスペースが残りのディスク グループにある場合、データを喪失することなく、仮想プールから1つまたは複数のディスク グループを削除することができますが、すべて削除することはできません。最後のディスク グループが削除されると、プールは存在しなくなり、自動的にシステムから削除されます。または、プール全体を削除することもできます。この場合、プールに存在するすべてのボリュームとディスク グループが自動的に削除されます。

システムに1台以上のSSDがある場合は、各仮想プールに読み取りキャッシュ ディスク グループを割り当てることもできます。他のディスク グループ タイプとは異なり、読み取りキャッシュ ディスク グループはシステムによって内部で使用されるため、読み取りパフォーマンスが向上しますが、プールの使用可能な容量は増加しません。


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