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Dell EMC PowerVault ME4 Series ストレージ システム 管理者ガイド

ボリューム階層の親和性戦略

ボリューム階層の親和性は、利用可能な階層にある特定のボリュームのデータを、配置すべきシステムにガイドする機能を果たします。

標準戦略では、新規のシーケンシャル書き込みには最高位の回転式ディスクの階層を、新規のランダム書き込みには利用可能な最高位の階層(SSDを含む)を選択します。ホスト アプリケーションがデータにアクセスする際に、データは必要に応じて最も適切な階層に移動されます。頻繁にアクセスされるデータは最高位のパフォーマンス階層に昇格され、アクセス頻度の低いデータは、低位の回転式ディスクベースの階層に降格されます。親和性なしに設定されたボリューム上のデータは標準戦略に従います。

パフォーマンスの親和性に設定されたボリュームのデータについては、新規の書き込みはすべて標準戦略に従います。ただし、その後データへのアクセスがあると、昇格の閾値が下げられます。閾値が下がると、そのデータはより高位のパフォーマンス階層で使用できる可能性が高くなります。SSD階層のパフォーマンスの親和性を持つデータが頻繁にアクセスされると、優先的に処理されます。パフォーマンスの親和性を持つデータのスペースを確保するために、アーカイブまたは非親和性データはSSD階層から降格されます。パフォーマンスの親和性は、ボリューム データを優先的に最高位のパフォーマンス階層に昇格してそのまま維持することを保証したい場合には便利です。

アーカイブの親和性に設定されたボリュームについては、新規の書き込みはすべて最初にアーカイブ階層に配置されます。アーカイブ階層に使用可能なスペースがない場合、新規の書き込みは使用可能な次の高位階層に配置されます。その後のデータへのアクセスで、より頻繁にアクセスされる場合はパフォーマンス階層への昇格が可能になります。ただし、このデータは降格の閾値が低く設定されます。頻繁にアクセスされるデータを低位の階層から昇格させる必要がある場合、このデータが最高位のパフォーマンスSSD階層から移動されます。


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