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Dell iDRAC Service Module 5.3.0.0 ユーザーズ ガイド

Microsoft SDSのハードウェア障害とソフトウェア イベントの相関

ハードウェア ストレージ プールのアラートまたはイベントのイベント ログ ファイルは、iSMによってサーバー ストレージ相関機能を使用してモニタリングされます。サーバー ストレージ サブシステムのモニタリングが行われるのは、Dellストレージ コントローラーがRAIDモードで使用されている場合です。ただし、Storage Spaces (SS)またはStorage Space Direct (S2D)において、サーバー ストレージ サブシステムのモニタリングはパススルー モードで行われるか、SATAチップセットを使用してストレージ プールが作成されます。この機能を使用すると、Lifecycle Controller (LC)ログおよびオペレーティング システムのログ ファイルの対象となるソフトウェアデファインド アラートの対象となるハードウェアデファインド アラートがマージされ、このアラートがiDRAC Lifecycleログ ファイルに登録されます。

この機能はiSMパッケージと一緒にインストールされ、デフォルトで有効になります。プリファランスの変更はiDRAC設定で行えます。モニタリングの一環としてiSMは、潜在的なエラーと警告の可能性についてログ ファイルを監査します。iSMは、ホストでのSS相関イベントを、同等のLifecycle Controllerイベントに埋め込みます。SSLCMAPは、Lifecycleログ ファイルおよびSupportAssistアラートにのみアクセスする必要があります。iDRACの他のアラート送信先をSSLCMAPに設定することはできません。

S2Dログ収集の前提条件は次のとおりです。

  • SSイベント相関機能を、iDRAC UIのService Moduleページで有効にしておく必要があります。
  • iDRAC UIのService Moduleページで、PIIフィルターを無効にする必要があります。
表 1. S2Dイベント相関でモニターされたLCログでマップされるWindowsイベント メッセージ次の表は、S2Dイベント相関でモニタリングされたLCログでマップされるWindowsイベント メッセージについての説明です。
Windowsイベント ソース - ソースID Windowsイベント メッセージ iDRAC LCログでのマッピング
ストレージ スペース - ドライバー - 100 物理ドライブ%1が構成の読み取りに失敗したか、ストレージ プール%2について破損したデータを返しました。その結果としてインメモリー構成は、最新の構成をコピーしたものになっていない可能性があります。リターン コード:%3 メッセージID:SDS0001
ストレージ スペース - ドライバー - 102 ストレージ プール%1の物理ドライブの大部分で構成のアップデートに失敗した結果、プールが障害のある状態になりました。リターン コード:%2 メッセージID:SDS0002
ストレージ スペース - ドライバー - 103 ストレージ プール%1での使用容量が、プールに設定された閾値制限を超えました。リターン コード:%2 メッセージID:SDS0003
ストレージ スペース - ドライバー - 200 物理ドライブ%1のドライブ ヘッダーを、Windowsで読み取ることができませんでした。こうした状況下でもドライブが使用可能な場合は、コマンド ラインまたはUIからの操作でドライブの正常性をリセットすることで、障害状態を解消して、問題のドライブのストレージ プールへの再割り当てが可能になることがあります。リターン コード:%2 メッセージID:SDS0004
ストレージ スペース - ドライバー - 203 物理ドライブ%1でI/Oエラーが発生しました。リターン コード:%2 メッセージID:SDS0005
ストレージ スペース - ドライバー - 300 物理ドライブ%1が構成の読み取りに失敗したか、ストレージ スペース%2について破損したデータを返しました。その結果としてインメモリー構成は、最新の構成をコピーしたものになっていない可能性があります。リターン コード:%3 メッセージID:SDS0006
ストレージ スペース - ドライバー - 301 すべてのプール ドライブが、構成の読み取りに失敗したか、ストレージ スペース%1について破損したデータを返しました。その結果、ストレージ スペースは連結されません。リターン コード:%2 メッセージID:SDS0007
ストレージ スペース - ドライバー - 302 ストレージ スペース%1のスペース メタデータをホストしているプール ドライブの大部分で、スペース メタデータのアップデートに失敗しました。これにより、ストレージ プールが障害のある状態になりました。リターン コード:%2 メッセージID:SDS0008
ストレージ スペース - ドライバー - 303 ストレージ スペースのデータをホストしているドライブにおいて、障害または喪失が発生しました。その結果、データのコピーを使用できません。リターン コード:%2 メッセージID:SDS0009
ストレージ スペース - ドライバー - 304 ストレージ スペース%1のデータをホストしている1つまたは複数のドライブにおいて、障害または喪失が発生しました。その結果、少なくとも1つのデータのコピーが使用できません。ただし、少なくとも1つのデータのコピーは使用可能です。リターン コード:%2 メッセージID:SDS0010
ストレージ スペース - ドライバー - 306 ストレージ スペース%1に対するマッピングまたは追加ストレージ割り当ての試行に失敗しました。原因は、ストレージ スペース メタデータのアップデートに関連した書き込みエラーが発生したためです。リターン コード:%2 メッセージID:SDS0011
ストレージ スペース - ドライバー - 307 ストレージ スペース%1の割り当て解除またはトリムの試行に失敗しました。リターン コード:%2 メッセージID:SDS0012
注:イベントおよびエラー メッセージ リファレンス ガイドには、システム コンポーネントを監視するファームウェアなどのエージェントによって生成されるイベントとエラーに関する情報が記載されています。
注:ストレージ プールに対応するアラートのPPIDフィールドが記録されていません。これらのアラートはiSMによってiDRACのLifecycle Controllerログ ファイルに複製され、PPIDは「NA」になります。

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