ソフトウェアRAIDの列挙
iSM 4.2.0.0以降では、iDRAC Service ModuleのソフトウェアRAID機能により、帯域外インターフェイスを介してPowerEdge RAIDコントローラー(PERC) S130以降のシリーズのコントローラーを列挙できます。列挙では、システムに接続されているすべてのソフトウェアRAIDコントローラー対応デバイスが識別され、コントローラー、物理ディスク、仮想ディスクに関する情報がリストされます。ディスクは、コントローラー:ベイID:スロット番号(X:Y:Z) のように、3つのNexus構造で列挙されます。
オペレーティング システム管理者ユーザーは、ホスト オペレーティング システムでdcismcfg.exe コマンドを実行して、コントローラー、物理ディスク、仮想ディスクの最新のインベントリーを収集できます。dcismcfg.exe コマンドを実行して機能を有効にするには、管理者権限が必要です。
表 1. ソフトウェアRAID列挙でサポートされているコマンド この表では、iSMコマンドライン ユーティリティーでサポートされているソフトウェアRAID列挙コマンドを示します。
iSMユーティリティー名
CLIオプション
説明
dcismcfg.exe -swraid
-getctrl
コントローラー情報が表示され、コントローラーのプロパティが列挙されます。
dcismcfg.exe -swraid
-getpd
物理ディスクのプロパティが表示されます。
dcismcfg.exe -swraid
-getvd
仮想ディスクのプロパティが表示されます。
dcismcfg.exe -swraid
-ctrlID=0/1 -getpd/-getvd
コントローラー0/1によって管理されている物理ディスクまたは仮想ディスクのプロパティが表示されます。
dcismcfg.exe -swraid
-getSWRAIDfeatureState
現在のソフトウェアRAID機能のステータスが表示されます。
Microsoft Windowsオペレーティング システムでは、iSMはボリューム、RAID 1、RAID 0、RAID 5、RAID 10タイプでソフトウェアRAID機能をサポートします。
表 2. OMSA/OMSSおよびiSMのソフトウェアRAID列挙機能サポート マトリックス この表は、OMSA/OMSSおよびiSMのソフトウェアRAID機能サポート マトリックスのリストです。
機能
OMSAおよびOMSS
iSM
コントローラー情報
はい
はい
仮想ディスク情報
はい
はい
物理ディスク情報
はい
はい
バックプレーン情報
はい
いいえ
仮想ディスクの作成
はい
はい
仮想ディスクの削除
はい
はい
外部仮想ディスクのインポート
はい
いいえ
外部仮想ディスクのクリア
はい
いいえ
既存の仮想ディスクの変更
はい
いいえ
部分的な仮想ディスクの作成
はい
はい
仮想ディスクのキャッシュ ポリシーの設定
はい
はい
専用ホット スペアの割り当てと割り当て解除
はい
はい
グローバル ホット スペアの割り当てと割り当て解除
はい
はい
NVMe暗号消去
はい
いいえ
点滅
はい
いいえ
点滅解除
はい
いいえ
整合性チェック
はい
はい