S.M.A.R.Tモニタリング
S.M.A.R.Tモニタリング機能は、AHCIモードとRAIDモードのSATAで有効化されているSATAハード ドライブに対応しています。これには、SATAチップセットのコントローラー下にあるハード ドライブに対して、iDRAC対応の監査方法を通じてS.M.A.R.Tアラートをモニタリングする機能が組み込まれています。従来こうしたアラートの監視については、任意のオープンソース ユーティリティーを用いることで、RAIDモードに設定されたハード ドライブをモニタリングしていました。
表 1. 属性の値と説明この機能の制御は、属性レジストリーのiDRAC.Embedded.1#ServiceModule.1#ChipsetSATAと次の値の指定で行われます。
属性値 |
説明 |
有効 |
チップセットSATAコントローラーによるS.M.A.R.Tイベントのモニターがリアル タイムで行われます。 |
無効 |
S.M.A.R.Tモニタリングは無効化されています。 |
該当なし |
チップセットSATAコントローラーは使用できません。 |
注:チップセットSATAが非サポートの場合、デフォルトでS.M.A.R.T属性は有効またはNAに設定されます。
S.M.A.R.Tモニタリングは、iSMインストーラーを使用してインストールされる機能です。iSMインストーラー パッケージをインストールまたは変更することで、S.M.A.R.Tモニタリング機能を無効にできます。この機能を使用できるのは、DellのサポートするSATAディスクで、S.M.A.R.T機能に対応したものです。
ディスクがS.M.A.R.T対応でこの機能が有効化されている場合、iSMによるこのディスクのモニタリングおよび該当するイベントの生成が行われます。デフォルトのモニタリング期間は24時間であり、この設定を手動で行うことはできません。モニタリングされるのはPDR16(予測障害)イベントとPDR22(温度閾値の超過)イベントのみです。
ドライブのS.M.A.R.Tエラーに起因してオペレーティング システムのエラーが発生した場合、そのイベントはオペレーティング システムによって検出されません。ハード ドライブがストレージ プールの一部となっている場合、iSMはそうしたドライブのS.M.A.R.T障害をモニタリングしません。
注:また、S.M.A.R.Tを使用するには、iDRAC9ファームウェア4.00.00.00以降もインストールする必要があります。