Windows Management Instrumentationプロバイダー
iSMで使用できるWindows Management Instrumentationプロバイダーは、Windows Management Instrumentation (WMI)を介してハードウェア データを公開しています。WMIは、Windowsドライバー モデルに対する拡張機能のセットであり、オペレーティング システム インターフェイスを提供し、これを介して計装コンポーネントが情報と通知を提供します。WMIは、サーバー ハードウェア、オペレーティング システム、アプリケーションを管理するためのDistributed Management Task Force (DMTF)に基づいてMicrosoftが実装したWeb-Based Enterprise Management (WBEM)規格およびCommon Information Model (CIM)規格です。WMIプロバイダーは、Microsoft System Centerなどのシステム管理コンソールとの統合に役立ち、Microsoft Windowsサーバーを管理するためのスクリプト作成を可能にします。
使用されるネームスペースは、\\root\cimv2\dcimです。サポートされているクエリーはEnumerationとGetです。winrm、Powershell、WMIC、WBEMTESTなどのWMIクライアント インターフェイスを使用して、iDRAC対応プロファイルのクエリーをホスト オペレーティング システム経由で実行できます。
注:複数のWMIクラスを同時に列挙した場合、iSMはiDRACとの通信を再開する場合があります。処置の必要はありません。
次の表は、WMI機能をサポートするiDRACファームウェアおよびiSMバージョンのリストです。
表 1. WMI機能のサポート次の表は、WMI機能をサポートするiDRACおよびiSMバージョンのリストです。
iSMバージョン |
iDRACファームウェア バージョン |
WMI機能のサポート |
iSM 5.2.0.0以降のバージョン |
7.xx.xx.xx以降のバージョン |
使用不可 |
iSM 5.2.0.0以降のバージョン |
6.xx.xx.xx以前のバージョン |
使用可能 |
iSM 5.1.0.0以前のバージョン |
7.xx.xx.xx以前のバージョン |
使用可能 |