OSからiDRACへのパススルーを介したiSMとiDRAC間のIPv6通信
iSMは、IPv4とIPv6の両方のモードの通信をサポートしています。iSMをインストールすると、iSMサービスはIPv4リンク ローカル アドレスでiDRACに接続しようとします。ホストUSB NICインターフェイスにIPアドレスがない場合、iSMはホスト側でIPv4アドレスを設定しようとします。このようなiSMによるホスト オペレーティング システムでのUSB NICインターフェイス設定は、1度だけ実行されます。USB NIC設定で後からiSMとiDRACの通信を切断するような変更が行われた場合、iSMはiDRACから切断されたままになります。IPv4アドレスを設定しても接続に失敗した場合、iSMはIPv6を使用してiDRACに接続しようとします。
注:この機能は、LinuxおよびMicrosoft Windowsオペレーティング システムでのみサポートされています。
注:ホスト オペレーティング システムでIPv6ネットワーク スタックが無効になっている場合、iSMはIPv4でiDRACとの通信を再試行します。
どちらか一方のプロトコルが無効になっている場合、iSMは無効になっているプロトコルを使用してiDRACに接続しようとはしません。
注:iDRACのファームウェア バージョンがUSB NICでのIPv6をサポートしていない場合、iSMとiDRACとの接続はIPv4を使用して確立されます。
個々の監査メッセージは、iDRACとiSMの接続に使用されているプロトコルのバージョンを示すiSMが記録します。
注:すでにホスト オペレーティング システムでiDRAC USB NICがIPv6アドレスのみで設定されている状況でiSMがホストにインストールされると、iSMとiDRACとの通信はIPv4プロトコルを使用して開始されます。
IPv6プロトコルでサポートされない機能
iSMがIPv6プロトコルで設定されていて、USB NICインターフェイスでIPv4設定が使用できない場合にサポートされない機能は、次のとおりです。
- インバンドiDRACアクセス
- インバンドSNMP Get
- idrac.localおよびdrac.local
- iSMの自動アップデート