OpenManage Enterpriseのハードウェア要件
このセクションでは、小規模および大規模な導入環境でプラグインを使用する場合としない場合の、OpenManage Enterpriseを実行するための推奨ハードウェア要件について説明します。プラグインの具体的なハードウェア要件については、それぞれのOpenManage Enterpriseプラグインのユーザーズ ガイドを参照してください。
ハードウェアの最大推奨構成
OpenManage Enterpriseバージョン4.0以降、アプライアンスやプラグインの導入とインストールを容易に行えるように、アプライアンスは最大推奨ハードウェア要件に対応した構成で出荷されています。ただし、お使いの環境で最大ハードウェア構成が必要ない場合は、「ハードウェア要件の管理」を参照して、特定の要件で必要なハードウェア リソースを判断してください。次の表に、OpenManage Enterpriseとそのすべてのプラグインをインストールするための推奨ハードウェア要件を示します。
表 1. アプライアンスのデフォルト ハードウェア構成アプライアンスのデフォルトのハードウェア要件を示します。
ハードウェア |
構成 |
RAM |
64 GB |
プロセッサー コア |
8 |
ハード ドライブの空き容量 |
830 GB1
|
導入サイズに基づくメモリーとCPU要件の管理
お使いの環境で最大ハードウェア構成が必要ない場合は、次の表を参照して、特定の要件で必要なハードウェア リソースを判断してください。
表 2. OpenManage Enterpriseで最大8,000台のデバイスを管理する大規模導入OpenManage Enterpriseで最大8,000台のデバイスを管理する大規模導入。
OpenManage Enterpriseアプライアンスとプラグイン |
最小 RAM2
|
最小コア数 |
OpenManage Enterprise |
32 GB |
8 |
各プラグインの追加要件 |
CloudIQプラグイン(デフォルト プラグイン) |
+4 GB |
Services(デフォルト プラグイン) |
+8 GB |
Power Manager |
+8 GB |
Update Manager
|
+1 GB |
OpenManage Enterprise Integration for VMware vCenter (OMEVV)
|
+5 GB |
Operations Manager(Microsoft SCOM用の統合)
|
+3 GB |
VMMとConfiguration Manager(Microsoft SCVMMおよびMCM用の統合)
|
+1 GB |
すべてのプラグインをインストールする場合の推奨ハードウェア構成合計 |
64 GB |
CPUコア8個 |
表 3. OpenManage Enterpriseで最大1,000台のデバイスを管理する小規模導入OpenManage Enterpriseで最大1,000台のデバイスを管理する小規模導入。
OpenManage Enterpriseアプライアンスとプラグイン |
最小 RAM3
|
最小コア数 |
OpenManage Enterprise |
16 GB |
4 |
各プラグインの追加要件 |
CloudIQプラグイン(デフォルト プラグイン) |
+2 GB |
Services(デフォルト プラグイン) |
+8 GB |
Power Manager |
+3 GB |
Update Manager |
+1 GB |
OpenManage Enterprise Integration for VMware vCenter (OMEVV) |
+5 GB |
Operations Manager(Microsoft SCOM用の統合) |
+3 GB |
VMMとConfiguration Manager(Microsoft SCVMMおよびMCM用の統合) |
+1 GB |
すべてのプラグインをインストールする場合の推奨ハードウェア構成合計 |
40 GB |
CPUコア4個 |
1
- OpenManage Enterpriseアプライアンスは、初期ストレージ スペースがそれぞれ415 GBである2つの仮想ディスクで構成されています。プライマリーVDはコア アプリケーションとデータベースに使用され、セカンダリーVDは追加の機能とプラグインのサポートのために必要です。ただし、導入中にセカンダリーVDを選択しなかった場合でも、アプライアンスはプライマリーVHDXのみを使用してTUI構成で起動できます。
- ハイパーバイザー ストレージに、アプライアンスの推奨仮想ディスク サイズをサポートするのに十分な空き容量と、スナップショットと将来の仮想ディスクの拡張をサポートするのに十分なオーバーヘッドがあることを確認してください。
- プライマリー ディスクとセカンダリー ディスクのサイズは常に同じにします。
2
注:OpenManage Enterpriseバージョン4.0の導入中にOpenManage Enterprise 3.10.xアプライアンスからそれ以降のバージョンに移行する場合は、移行プロセス中にデフォルト プラグインのインストールを拒否する予定であっても、必ず最小要件のメモリー(3.10.xからOpenManage Enterpriseとプラグイン両方を移行させるために必要なメモリー)を割り当ててください。割り当てない場合は、移行が許可されません。
3
注:OpenManage Enterpriseバージョン4.0の導入中にOpenManage Enterprise 3.10.xアプライアンスからそれ以降のバージョンに移行する場合は、移行プロセス中にデフォルト プラグインのインストールを拒否する予定であっても、必ず最小要件のメモリー(3.10.xからOpenManage Enterpriseとプラグイン両方を移行させるために必要なメモリー)を割り当ててください。割り当てない場合は、移行が許可されません。