OpenManage Enterprise 4.0.x ユーザーズガイド

アップデートの前提条件

最新バージョンにアップデートする前に、管理者は次の点を考慮する必要があります。

バックアップとスナップショット：
- 予期しない何らかの問題が発生する場合のバックアップとして、コンソールの VM スナップショットを取ります。必要に応じて、余分のダウンタイムの時間を確保してください。
時間の割り当て：
- アップデートプロセスには少なくとも 1 時間を割り当てます。低速なネットワーク接続でアップデートをダウンロードしなければならない場合は、時間を余分に確保してください。
拡張アプライアンスの準備：
- 「拡張された」アプライアンスをアップグレードする場合、多数のデバイスからのデータバックアップと追加のプラグインを取得するため、必要なハードドライブ領域のプロビジョニングが不十分になり、処理が失敗する可能性があります。
- アップグレードの開始前に、テキストユーザーインターフェイス(TUI)画面のアプライアンスのディスクサイズの設定を使用して、使用するハードドライブ領域を2倍に増やすことをお勧めします。たとえば、初期割り当てが400 GBの場合は、使用可能なHDスペースを1.2 TBに拡張することを検討してください。詳細については、「TUIを用いたシステムの構成」を参照してください。
タスクの管理：
- デバイス構成、導入、または拡張（プラグイン）タスクが実行中でないこと、あるいは計画ダウンタイム中に実行するようにスケジュールが設定されていないことを確認してください。
- アクティブまたはスケジュールされたタスクまたはポリシーは、更新中に追加の警告なしで終了します。
- アップデートをクリックすると、アップグレードバンドルのダウンロードジョブが開始されます。このジョブは、すべてのアップデートファイルがダウンロードされた後に自動的に終了し、ユーザーが終了することはできません。
デバイス削除後の再起動：
- デバイスの削除後、コンソールのアップグレードを開始する前に、TUIを使用してサービスを再起動することをお勧めします。そうしないと、アップグレードが失敗し、アプライアンスの以前の動作状態でコンソールが再起動する可能性があります。
ユーザーへの通知：
- 差し迫ったスケジュールされたアップデートについてその他のコンソールユーザーに通知します。
アップグレード失敗に向けた計画：
- アップグレードが失敗した場合、アプライアンスが再起動します。VMスナップショットを元に戻して、再度アップグレードすることをお勧めします。
大規模アップグレードの所要時間：
- デバイス検出数が8000台を超えているOpenManage Enterpriseをアップデートする場合、アップデートタスクの完了までに2～3時間かかります。その間は、サービスが応答しなくなる場合があります。完了したら、アプライアンスを正常に再起動することをお勧めします。再起動後は、アプライアンスの通常の機能が回復します。
プラグインを使用したアップグレードの所要時間：
- Power Managerプラグインがインストールされているアプライアンスのアップグレードは、Power Managerが監視しているデバイスの数によって1～10時間かかることがあります。

注:互換性の更新：

OpenManage Enterpriseバージョンが3.10より前の場合は、まず3.10.xにアップデートしてから、アプライアンスの移行を使用して4.0または4.0.1に移行します。
OpenManage Enterpriseの自動 > オンラインの方法では、N-2がサポートされます。ここで、Nは現在リリースされているバージョンです。たとえば、現在リリースされているバージョンが4.0の場合、3.9以降からアップデートできます。Tech Releaseで実行されているシステムでは、最初に3.0または3.1にアップデートすることをお勧めします。

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