デバイスのオンボーディング
デバイスの検出時に、iDRACベースのPowerEdgeサーバーとMX7000シャーシが自動的にオンボードされます。オンボーディング ジョブは、検出時に使用されたものとデバイス認証情報が異なる場合に、デバイスの管理認証情報をアップデートするために使用できます。内部iDRAC認証情報管理が有効で、iDRACが対象である場合、オンボーディング操作によってターゲットにアプライアンス管理サービス アカウントも作成されます。
このタスクについて
オンボーディングでは、サーバーを監視するだけではなく、サーバーの管理を可能にします。
- オンボーディング タスクは、iDRACと、プロキシの管理対象状態にないMX7000シャーシ ベース デバイスのみをサポートします。
- 検出中に管理者レベルの認証情報が提供される場合、サーバーはオンボードされます(デバイス ステータスはすべてのデバイス ビューで管理対象と表示されます)。
- 検出中により低い権限の認証情報が提供される場合、サーバーはオンボードされません(ステータスはすべてのデバイス ビューで監視対象と表示されます)。
- コンソールがサーバー上でトラップ レシーバーとして設定された場合も、そのオンボーディング ステータスはアラートによる管理対象と示されます。
- エラーは、デバイスのオンボーディングの際に発生した問題を示します。
- プロキシ使用ステータスは、MX7000シャーシにのみ使用できます。デバイスがMX7000シャーシから検出され、直接検出されないことを示しています。プロキシ スレッドでサポートされているアクションとサポートされていないアクションについては、プロキシ スレッドでサポートされているアクションとサポートされていないアクションを参照してください。
検出中にオンボードに失敗したためにデバイスの認証情報を変更する場合、またはオンボーディングを再試行する場合は、次の手順を実行します。
注:
- このウィザードを使用してオンボーディングされたすべてのデバイスは、このユーザー アカウントを介してオンボーディングされたままです。検出ユーザー アカウントは、今後のデバイス検出中に、このユーザー アカウントを置き換えることはありません。
- すでに検出されたデバイスでは、SNMPトラップ宛先がiDRACでOpenManage Enterpriseとして手動で設定されている場合、アプライアンスはアラートを受信して処理します。ただし、すべてのデバイス画面に表示されるデバイスの状態は、最初に検出された状態と同じままです。
- すべてのデバイス画面には、オンボーディング中に使用されたシャーシのユーザーロール認証情報にかかわらず、オンボーディングされたすべてのシャーシが管理対象としてリストされます。シャーシが読み取り専用ユーザーの認証情報でオンボーディングされている場合、シャーシのアップデート アクティビティーが失敗する可能性があります。そのため、すべてのアクティビティーを実行するには、シャーシ管理者の認証情報を使用してシャーシをオンボーディングすることをお勧めします。
- OpenManage Enterpriseで任意のタスクを実行するには、必要なユーザー権限を持っている必要があります。ロールおよびスコープベースでのアクセスを参照してください。
手順
-
をクリックします。
ドーナツ グラフには、作業中のペインにあるすべてのデバイスのステータスが示されます。「
ドーナツグラフ」を参照してください。表には、選択したデバイスのプロパティを、次のオンボーディング ステータスとともに一覧表示しています。
- エラー:デバイスをオンボーディングできません。推奨される権限を使用してログインしてください。ロールおよびスコープベースでのアクセスを参照してください。
- 管理対象:デバイスが正常にオンボーディングされました。OpenManage Enterpriseコンソールでそれを管理できます。
- 監視対象:デバイスには管理オプションがありません。SNMPを介して検出されたデバイスには、このステータスが表示される場合があります。
- アラートによる管理対象:デバイスが正常にオンボーディングされました。OpenManage Enterpriseコンソールは、検出中にデバイスのIPアドレスをトラップ宛先として正常に登録しました。
-
作業中のペインでデバイスに対応するチェック ボックスを選択し、の順にクリックします。
このとき、
すべてのデバイス画面から、オンボーディングをサポートしているデバイス タイプのみが選択されていることを確認してください。表内のデバイスを検索するには、
詳細フィルターをクリックしてから、フィルター ボックスのオンボーディング ステータス データを選択するか、入力します。
注:検出されたすべてのデバイスがオンボーディングでサポートされるわけではありませんが、iDRACとMX7000はサポートされます。オンボーディングをサポートしないデバイスを選択すると、オンボーディング オプションは使用できません。すべてのページオプションを使用してデバイスを選択した場合は、オンボーディング アクションにアクセスできます。ただし、他のページで選択したデバイスにオンボーディング サポートがない場合、オンボーディング ジョブは生成されません。この制限はデバイス機能をキャッシュするUIから発生しており、現在のビュー(一度に最大25台のデバイス)に制限されます。
-
オンボードダイアログ ボックスに、WS-Man認証情報(ユーザー名とパスワード)を入力します。
-
共通設定セクションで次の手順を実行します。
- 再試行ボックスに、サーバーの検出時に繰り返す試行回数を入力します。
- タイムアウトボックスに、経過したらジョブの実行を停止する時間を入力します。
注:入力されたタイムアウト値が現在のセッションの有効期限を超えている場合は、OpenManage Enterprise から自動的にログアウトされます。ただし、この値が現在のセッション有効期限のタイムアウト時間枠内の場合、セッションは継続され、ログアウトされません。
- ポートボックスに、ジョブで検出に使用する必要があるポート番号を入力します。
- [オプション フィールド]共通名(CN)チェックの有効化を選択します。
- [オプション フィールド]認証局(CA)チェックの有効化を選択して、証明書ファイルを参照します。
-
終了をクリックします。
注:検出からのトラップ受信の有効化チェック ボックスは、iDRACインターフェイスを使用して検出されたサーバーに対してのみ有効です。トラップ受信は、オペレーティング システム検出サーバーなど、他のサーバーには影響しません。