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OpenManage Enterprise 4.0.x ユーザーズ ガイド

デバイスのファームウェアおよびドライバーの管理

Dell.comで入手可能なファームウェアとドライバーのカタログを使用して、ファームウェアとドライバーのベースラインを作成します。デバイスがベースラインに準拠しているかどうかを比較し、コンプライアンス レポートを生成してから、コンプライアンスの問題を修正します。設定 > ファームウェア/ドライバー コンプライアンス画面では、iDRACを用いて帯域外として検出された管理対象デバイスのファームウェアをすべて管理できます。またSSHプロトコルを使用してインバンドで検出および管理する64ビットWindowsベース サーバーでは、ドライバーをアップデートできます。

注:
  • 必要なユーザー権限を持っていることを「ロールおよびスコープベースでのアクセス」の説明に従って確認します。
  • Windowsドライバーのアップデートを実行するには、サポートされているプロトコルを使用して、Windows Serverがインバンドで検出されていることを確認します。ドライバーとファームウェアの両方をアップデートするには、iDRACを使用して帯域外のサーバーも検出する必要があります。
  • ベースライン バージョンより前のデバイスのファームウェア/ドライバー バージョンは自動的にアップデートされないため、ユーザーがアップデートを開始する必要があります。
  • デバイスまたは環境が営業時間中にオフラインになることを防ぐために、メンテナンス中にファームウェア/ドライバーをアップデートすることをお勧めします。
  • デバイスのファームウェアとドライバーを管理するには、システムのオンボーディング ステータスが「管理対象」または「アラートによる管理対象」のいずれかである必要があります。次を参照してください: デバイスのオンボーディング
  • カタログには、64ビット版Windowsベースのデバイスのみのドライバーが含まれます。

ファームウェア/ドライバー機能を使用すると、次の操作を実行できます。

  • ファームウェア/ドライバーのカタログをDell.comから直接、またはネットワーク パスに保存した後に使用します。「Dell.comを使用したカタログの追加」または「ローカル ネットワーク使用によるファームウェア カタログの作成」を参照してください。
  • 使用可能なカタログを使用して、ファームウェア/ドライバーのベースラインを作成します。これらのベースラインは、デバイスのファームウェア/ドライバーのバージョンをカタログのバージョンと比較するためのベンチマークとして機能します。「ファームウェアのベースラインの作成」を参照。
  • ベースラインに関連付けられたデバイスがベースライン ファームウェア/ドライバー バージョンに準拠しているかどうかを確認するには、コンプライアンス レポートを実行します。「ファームウェアのコンプライアンスチェック」を参照。コンプライアンス 列が表示されます。
    • OKデバイス ファームウェアがファームウェア ベースラインに準拠していることを示すイメージ:ターゲット デバイスのファームウェアとドライバーのバージョンがベースラインと同じである場合は、OKが表示されます。
    • アップグレード:ターゲット デバイスにベースラインのファームウェア/ドライバーよりも前のバージョンがいくつか存在する場合。「デバイスのファームウェア バージョンのアップデート」を参照してください。
      • 重要デバイス ファームウェアがファームウェア ベースラインに準拠していない(重要)ため、アップグレードが必要であることを示すイメージ。:コンポーネントの現在のファームウェア/ドライバー バージョンがベースライン バージョンよりも古く、割り当てられている重要度が[推奨]または[緊急]のどちらかである場合。
      • 警告デバイス ファームウェアがファームウェア ベースラインに準拠していない(警告)ため、アップグレードが必要であることを示すイメージ。:コンポーネントの現在のファームウェア/ドライバー バージョンがベースライン バージョンよりも古く、割り当てられている重要度が[オプション]の場合。
    • ダウングレードデバイス ファームウェアがファームウェア ベースラインより後のバージョンであり、ダウングレードが必要なことを示すイメージ。:デバイスのファームウェア/ドライバーがベースラインより後のバージョンの場合。
    • 統計や分析のためにコンプライアンスレポートをエクスポート。
    • ベースラインを使用して、デバイスのファームウェアとドライバーのバージョンをアップデートします。ベースラインを使用したデバイス ファームウェア/ドライバーのアップデートを参照してください。
注:
  • 多くのデバイスを含むファームウェア/ドライバーのベースラインのコンプライアンスをチェックすると、1つだけの非準拠デバイス警告(CDEV9000)がアラート画面に記録されます。
  • Dellカタログを使用してアップデートできないデバイスのファームウェア/ドライバーのコンプライアンス ステータスは、不明と表示されます。これらのデバイスは、ネットワーク スイッチ、モジュラーIOA、Dell製ストレージ デバイスです。これらのデバイスについては、個々のアップデート パッケージを用いて、ファームウェアまたはドライバーのアップデートを個別に実行することをお勧めします。ファームウェアまたはドライバーのアップデートを個別に実行するには、すべてのデバイス画面でデバイスを選択し、詳細表示 > ファームウェア/ドライバーをクリックして、個々のパッケージ オプションを選択します。サポート対象外デバイスのリストの詳細については、「コンプライアンス ステータスが不明なデバイス」を参照してください。

次を使用してデバイスのファームウェア バージョンをアップデートできます。

  • デバイスのファームウェアおよびドライバーのアップデート
  • デバイスの詳細画面。デバイス リストでデバイス名またはIPアドレスをクリックし、デバイスの設定データを表示してから編集します。個々のデバイスの表示と設定を参照してください。
    注:個別のパッケージ ワークフローを使用してデバイスをアップデートする場合は、実行可能ファイル(EXE)ベースのDell Update Packagesのみがサポートされます。FX2 CMCをアップデートするには、シャーシのいずれかのスレッドを介して、実行可能DUPをインストールする必要があります。
すべてのベースラインのサマリーが、作業中のペインに表示されます。選択したベースラインのコンプライアンスは、ドーナツ グラフを使用して右ペインに表示されます。ドーナツ グラフと項目のリストは、ベースライン リストから選択したベースラインに基づいて変更されます。「ドーナツグラフ」を参照してください。

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