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OpenManage Enterprise 4.0.x ユーザーズ ガイド

サーバーから開始される検出

OpenManage Enterpriseでは、iDRACファームウェアがバージョン4.00.00.00以降であるサーバーの自動検出が行えます。アプライアンスの構成において、DNSのクエリーによって自動的にコンソールを見つけて、検出を開始できるように、アプライアンスを設定可能です。

前提条件

  • サーバーはiDRACファームウェアのバージョン2.65.65.65以降を実行している必要があります。
  • Integrated Dell Remote Access Controller 9ユーザーズ ガイドの説明に従って、iDRACサーバーが自動検出用に設定されていることを確認します。
    • iDRACサーバーが、ユニキャストDNSを介してコンソール アドレスを取得できることを確認します。
    • iDRACの定期的な更新オプションをアップデートして、自動検出が実行される頻度をカスタマイズします。
      注:定期的な更新の値を小さくすると、ネットワーク上のトラフィックが増加します。
  • サーバーはOpenManage Enterpriseと同じドメインまたはサブドメインに存在している必要があります。
  • TUIを用いてDNSに構成情報を追加するためには、OpenManage EnterpriseをDNSに登録しておきます。DNSがOpenManage Enterpriseからの自動アップデートを許可することが推奨されます。
  • TUIでサーバーから開始される検出を有効にします。
  • サーバーからの重複した通知を回避するため、DNSにあるアプライアンスの古いレコードを消去します。

このタスクについて

スコープベースのアクセス制御(SBAC)は、監視 > サーバーから開始される検出画面のデバイス リストには影響しません。デバイス マネージャーには、この画面のスコープ外のデバイスが表示されます。

手順

  1. 次のいずれかの方法を用いて、OpenManage Enterpriseの構成情報をDNSに追加します。
    • TUI:TUIインターフェイスを用いてサーバーから開始される検出の構成オプションを有効にします。詳細については、TUIを用いたシステムの構成を参照してください。
    • 手動:アプライアンス上でインターフェイスが構成されているネットワーク上のDNSサーバーに、次の4つのレコードを追加します。すべての<domain>または<subdomain.domain>のインスタンスを適切なDNSドメインとシステム ホスト名に置き換えます。
      • <OME hostname>.<domain> 3600 A <OME IP address>
      • _dcimprovsrv._tcp.<domain> 3600 PTR ptr.dcimprovsrv._tcp.<domain>
      • ptr.dcimprovsrv._tcp.<domain> 3600 TXT URI=/api/DiscoveryConfigService​/Actions/DiscoveryConfigService.​SignalNodePresence
      • ptr.dcimprovsrv._tcp.<domain> 3600 SRV 0 0 443 <hostname>.<domain>

      Linuxでnsupdateを使用してレコードを作成するには、次のコマンドを使用します。

      • ホスト名レコードを作成する
        >update add omehost.example.com 3600 A XX.XX.XX.XX
      • サーバーから開始される検出のレコードを追加する
        >update add _dcimprovsrv._tcp.example.com 3600 PTR ptr.dcimprovsrv._
        tcp.example.com.
        
        >update add ptr.dcimprovsrv._tcp.example.com 3600 TXT URI=/api/DiscoveryConfigService/Actions/DiscoveryConfigService.SignalNodePresence
        
        >update add ptr.dcimprovsrv._tcp.example.com 3600 SRV 0 0 443 omehost.example.com.

      Windows DNSサーバーでdnscmdを使用してレコードを作成するには、次のコマンドを使用します。

      • ホスト名レコードを作成する
        >dnscmd <DnsServer> /RecordAdd example.com omehost A XX.XX.XX.XX
      • サーバーから開始される検出のレコードを追加する
        >dnscmd <DnsServer> /RecordAdd example.com _dcimprovsrv._tcp PTR ptr.dcimprovsrv._tcp.example.com
        
        >dnscmd <DnsServer> /RecordAdd example.com ptr.dcimprovsrv._tcp TXT URI=/api/DiscoveryConfigService/Actions/DiscoveryConfigService.SignalNodePresence
        
        >dnscmd <DnsServer> /RecordAdd example.com ptr.dcimprovsrv._tcp SRV 0 0 443 omehost.example.com
  2. デフォルトでは、アプライアンスの検出と承認ポリシーは自動に設定されており、コンソールとの接続を確立するサーバーは自動的に検出されます。設定の変更については「コンソール設定の管理」を参照してください。
  3. アプライアンスの構成をここまでの手順で説明したように行うと、DNSへのクエリーによってサーバーはOpenManage Enterpriseとの接続を開始することができます。アプライアンスによるサーバーの検証が、サーバーのクライアント証明書がDell CAによって署名されていることが確認された後に行われます。
    注:サーバーのIPアドレスやSSL証明書が変更されていた場合、サーバーは再度OpenManage Enterpriseとの接続を開始します。
  4. 監視 > サーバーから開始される検出画面には、コンソールとの接続が確立されたサーバーが一覧表示されます。また、コンソールには認証情報が追加されているが、まだ接続が開始されていないサーバーも表示されます。サーバーに関する次のステータスが、前述した条件に基づいて表示されます。
    • アナウンス済み:サーバーはすでにコンソールとの接続を開始しているが、サーバーの認証情報はコンソールに追加されていません。
    • 認証情報追加済み:サーバーの認証情報はすでにコンソールに追加されているが、サーバーはコンソールとの接続を開始していません。
    • 検出準備完了:サーバーの認証情報は追加されており、サーバーは接続を開始しています。
      注:アプライアンスは、「検出準備完了」ステータスとされた全サーバーを検出するために、10分ごとに検出ジョブをトリガーします。ただし、アプライアンスの検出と承認ポリシーが「手動」に設定されている場合は、ユーザーが各サーバーに対する検出ジョブを手動でトリガーする必要があります。詳細については、次を参照: コンソール設定の管理
    • 検出用ジョブが送信済み:このステータスは、サーバーに対して自動または手動のいずれかで検出ジョブが開始されたことを示します。
    • 検出済み:サーバーが検出され、すべてのデバイス画面にリストされています。

    サーバーから開始される検出画面では、次のタスクを実行できます。

    • インポート:サーバー認証情報をインポートするには、次の手順を実行します。
      1. インポートをクリックします。
      2. ファイルからインポートウィザードで、サービス タグ ファイルのアップロードをクリックして、ローカルの.csvファイルを選択します。
      3. サーバー認証情報のサンプル.csvファイルを表示するには、サンプルCSVファイルのダウンロードをクリックします。
      4. 終了をクリックします。
    • 検出:「検出準備完了」ステータスのサーバーを手動で検出するには、次の手順を実行します。
      1. サーバーから開始される検出画面にリストされているサーバーで、「検出準備完了」ステータスのものを選択します。
      2. 検出をクリックして検出ジョブをトリガーし、すべてのデバイス画面にサーバーを追加します。
    • 削除サーバーから開始される検出画面にリストされたサーバーを削除するには、次の手順を実行します。
      1. すでに検出済みですべてのデバイス画面にリストされているサーバーを、サーバーから開始される検出画面で選択します。
      2. 削除をクリックして、サーバーから開始される検出画面から削除します。
        注:検出されたサーバーに対応するエントリーは、30日後に自動的にパージされます。
    • エクスポート:サーバーの認証情報を、HTML、CSV、またはPDFフォーマットでエクスポートするには、次の手順を実行します。
      1. サーバーから開始される検出画面で、1つまたは複数のサーバーを選択します。
      2. エクスポートをクリックします。
      3. すべてをエクスポートウィザードで、HTML、CSV、PDFのいずれかのファイル フォーマットを選択します。
      4. 終了をクリックして、エクスポート ジョブを開始します。

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