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OpenManage Enterprise 4.0.x ユーザーズ ガイド

TUIを用いたシステムの構成

パスワードの変更、ステータスの表示、ネットワークの構成、パラメーターの設定、デバッグ リクエストの有効化、プライマリー ネットワークの選択、サーバーの自動検出には、テキスト ユーザー インターフェイス(TUI)を使用します。

TUIから初めてシステムを起動すると、エンド ユーザー ライセンス契約(EULA)に同意するよう求められます。次に、管理者パスワードを変更し、アプライアンスのネットワーク パラメーターを構成してから、対応ブラウザーにWebコンソールを読み込んで開始します。OpenManage Enterpriseの構成は、OpenManageのAdministrator権限を持つユーザーのみが行えます。

次を使用して、TUIを操作します。

  • 矢印キーまたはTab:さまざまなメニュー オプションに焦点を当てます。
  • Shift + Tab:前のメニューに戻ります。
  • Enter:オプションを選択します。
  • スペース バー:チェックボックスのステータスを有効/無効にします。
注:
  • IPv6を構成する場合は、vCenter Serverで構成済みであることを確認します。
  • デフォルトでは、アプライアンスは、最後に検出されたデバイスのIPを使用して、すべての操作を実行します。IPの変更を有効にするには、デバイスを再検出する必要があります。

これでOpenManage EnterpriseをTUIで構成できるようになります。TUI画面には次のオプションが表示されます。

表 1. テキスト ユーザー インターフェイス オプションこの表では、すべてのテキスト ユーザー インターフェイス オプションを一覧表示しています。
オプション 説明
管理者パスワードの変更 管理者パスワードの変更画面を選択し、新しいパスワードを入力して、パスワードを確認します。初回は、TUI画面を使用してパスワードを変更する必要があります。
現在のアプライアンス ステータスを表示 現在のアプライアンス ステータスを表示を選択すると、アプライアンスのURLとステータスが表示されます。タスク実行、イベント処理、Tomcat、データベース、モニタリング サービスのステータスを表示させることもできます。
注:バックアップとリストアのステータスが、そのステータスとともにリストされます。
現在のネットワーク構成を表示 現在のネットワーク構成を表示を選択すると、IP構成の詳細情報を確認できます。ネットワーク アダプターの選択メニューに、使用可能なすべてのNICが一覧表示されます。NICをクリックすると、現在の設定が表示されます。
アプライアンス ホスト名の設定 アプライアンス ホスト名の設定を選択して、DNSのアプライアンス ホスト名を構成します。このフィールドは、ホスト名に次の有効な文字をサポートします。
  • 英数字(a~z、A~Z、0~9)
  • ピリオド( .)
  • ダッシュ( - )
注:ピリオドを使用して、ドメイン名情報を指定します。アプライアンスのDNS情報がDHCPから詳細を取得するのではなく静的に設定されている場合は、完全修飾ドメイン名(FQDN)を使用してホスト名を設定して、ドメイン検索情報を入力します。
ネットワーキング パラメーターの設定 ネットワーキング パラメーターの設定を選択して、NICを再構成します。ネットワーク アダプターの選択メニューに、使用可能なすべてのNICが一覧表示されます。NICを1つ選択して、次のパラメーターを再構成します。
  • IPv4の有効化:アプライアンスがIPv4経由で通信できるようにします。
  • DHCPの有効化:アプライアンスがDHCPを使用してネットワークに接続できるようにします。
  • DHCPを使用してDNSサーバー アドレスを取得する:アプライアンスがDHCP経由でDNSサーバーを識別できるようにします。
  • 静的優先DNSサーバー:プライマリーDNSサーバーのIPアドレスを設定します。
  • 静的代替DNSサーバー:セカンダリーDNSサーバーのIPアドレスを設定します。
  • IPv6の有効化:アプライアンスがIPv6経由で通信できるようにします。
  • 自動構成の有効化:アプライアンスがIPv6インターフェイスを自動的に構成できるようにします。
  • DHCPv6を使用してDNSサーバー アドレスを取得する:アプライアンスがDHCP 6経由でDNSサーバーを識別できるようにします。
  • 静的優先DNSサーバー:プライマリーDNSサーバーのIPアドレスを設定します。
  • 静的代替DNSサーバー:セカンダリーDNSサーバーのIPアドレスを設定します。
  • DNSを使用してOMEを登録する:アプライアンスがDNSサーバーにFQDNエントリーを作成できるようにします。
  • アプライアンスでRSAを有効にする予定の場合、RSA認証マネージャー ホストと同じDNSサーバーにそのアプライアンスが登録されていることを確認します。
  • DNSドメイン名にDHCPを使用する:アプライアンスがDNSからドメイン名を受信できるようにします。
  • DNS名:DNSに登録されているアプライアンスのFQDNを設定します。
  • ドメイン名:アプライアンスのドメイン名を設定します。
デフォルトでは、プライマリー ネットワーク インターフェイスでIPv4のみが有効になっており、アプライアンスでプライベートの静的IPが使用されます。ただし、新しいネットワーク インターフェイスが追加されていると、IPv4とIPv6の両方がマルチホーミング用に有効になります。アプライアンスがIPv6アドレスを取得できない場合、環境がルーター広告で構成され、管理ビット(M)が有効になっていることを確認します。現在のLinuxディストリビューションのネットワーク マネージャーでは、このビットがオンになっていても、DHCP 6が使用できない場合にリンク障害が発生します。DHCP 6がネットワーク上で有効であること、またはルーター広告に対して管理フラグが無効であることを確認します。
注:
  • DNS構成を利用できるのは、プライマリー ネットワーク インターフェイスだけです。このインターフェイスでDNSの解決が必要な場合は、プライマリー インターフェイスで構成されたDNSサーバーによって、すべてのホスト名が解決できる必要があります。
  • マルチホーミングの詳細については、OpenManage Enterpriseサポート サイトのOpenManage Enterpriseのマルチホーミングテクニカル ホワイト ペーパーを参照してください。
プライマリー ネットワーク インターフェイスを選択 プライマリー ネットワーク インターフェイスを選択では、プライマリー ネットワークを指定できます。プライマリー インターフェイスを選択すると、ルーティングで選択されたインターフェイスが優先され、デフォルト ルートとして使用されます。あいまいな場合、このインターフェイスはルーティングを優先します。プライマリー インターフェイスは、「パブリック フェーシング」インターフェイスとして、企業ネットワーク/インターネット接続に使用されることも想定されています。プライマリー インターフェイスにはさまざまなファイアウォール ルールが適用されるため、IP範囲によるアクセス制限など厳格なアクセス制御の実施が可能です。
注:マルチホーミングが有効になっている場合、2つのネットワークからアプライアンスにアクセスできます。この場合、プライマリー インターフェイスは、すべての外部通信に対して、またプロキシ設定が使用される場合に、アプライアンスによって使用されます。マルチホーミングの詳細については、OpenManage Enterpriseサポート サイトのOpenManage Enterpriseのマルチホーミングテクニカル ホワイト ペーパーを参照してください。
固定ルートを構成 固定ルートを構成は、IPv4およびIPv6ネットワークで特定のサブネットにアクセスするためにネットワークに固定ルートを構成する必要がある場合に選択します。
注:インターフェイスごとに最大20の固定ルートがサポートされます。
サーバーから開始される検出の構成 サーバーから開始される検出の構成を選択すると、構成されているDNSサーバーに対して必要なレコードをアプライアンスが自動的に登録できるようになります。
注:
  • アプライアンスについて、DNSに登録されていることおよび、レコードの動的アップデートができることを確認します。
  • ターゲット システムの構成については、登録の詳細をDNSから要求できる必要があります。
  • DNSドメイン名を変更するには、DNSサーバーでダイナミックDNS登録が有効になっていることを確認します。また、アプライアンスをDNSサーバーに登録する場合は、ダイナミック アップデートで非セキュアおよびセキュアオプションを選択します。
アプライアンスのディスク サイズの構成 アプライアンスのディスク サイズの構成を選択して使用可能なディスク領域をスキャンし、必要に応じて追加のディスク領域を割り当てます。サイズを増やせるのは、プライマリー ディスクのみです。セカンダリー ディスクのサイズ変更は想定されていません。
注:
  • ディスク構成の変更を適用する前に、コンソールの仮想マシン スナップショットをバックアップとして作成することを強くお勧めします。
  • ディスク領域の追加後、拡張されたディスク領域の削除または縮小はサポートされていません。既存ディスクのサイズ増を元に戻すには、前のVMスナップショットに戻す必要があります。
  • 初期スキャンで未割り当て容量が検出されない場合は、ハイパーバイザーのコンソールに追加のディスク領域またはディスクを割り当て、再スキャンします。
フィールド サービス デバッグ(FSD)モードを有効にする Dellサポート担当者から依頼された場合は、フィールド サービス デバッグ(FSD)モードを有効にするを選択します。詳細については、フィールド サービス デバッグを参照してください。
注:フィールド サービス デバッグ モードがアクティブな場合、Web UIに警告バナーが表示されます。
サービスの再起動 サービスの再起動は、次のオプションを用いて、サービスおよびネットワーキングを再起動させる場合に選択します。
  • すべてのサービスの再起動
  • ネットワーキングの再起動
デバッグ ログのセットアップ デバッグ ログのセットアップを選択する場合は、次のオプションを使用します。
  • すべてのデバッグ ログの有効化
    • アプリケーション モニタリング タスク、イベント、タスク実行履歴、インストール済みプラグインすべてのデバッグ ログを収集します。
    注:デバッグ ログ収集がアクティブである間、警告バナーが表示されます。
  • すべてのデバッグ ログの無効化
    • すべてのデバッグ ログを無効にします。
    注:デバッグ ログの収集を示す警告バナーが削除されます。
  • デバッグ ログの構成
    • アプライアンス サービスとプラグイン サービスのデバッグ ログを選択して有効にします。
    • 変更する前に、オプションメニューを使用して、すべてのサービスを選択するか、すべての選択をクリアするか、状態を復元します。
  • SCP保持を有効化:テンプレート.xmlファイルを収集します。
    注:SCPファイルの保持は、MX7000シャーシ テンプレートには適用されません。
  • SCP保持を無効化 — SCP保持を無効にします。
コンソール ログ アーカイブを作成するには、監視 > トラブルシュート画面でログ > ログの生成をクリックします。アーカイブされたコンソール ログをダウンロードするには、ログのダウンロードをクリックします。
FSDのためにCIFS共有を有効にする(緊急時専用) Dellサポート担当者から依頼された場合は、FSDのためにCIFS共有を有効にする(緊急時専用)を選択します。詳細については、フィールド サービス デバッグを参照してください。
注:フィールド サービス デバッグ モードがアクティブな場合、Web UIに警告バナーが表示されます。
キーボード レイアウトの変更 キーボード レイアウトの変更は、キーボードのレイアウト変更が必要な場合に選択します。
アプライアンスの再起動 アプライアンスの再起動を選択すると、アプライアンスが再起動されます。
注:
  • コマンドを実行してサービスを再起動すると、TUIが次のメッセージを表示する場合があります。NMI watchdog: BUG: soft lockup - CPU#0 stuck for 36s! [java:14439].
  • ハイパーバイザーが過負荷になっているため、ソフト ロックアップの問題が発生する可能性があります。このような場合は、OpenManage Enterpriseアプライアンスに、最低16 GBのRAMと8000 MHzのCPUを用意することをお勧めします。また、このメッセージが表示されたときにOpenManage Enterpriseアプライアンスを再起動することをお勧めします。

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