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OpenManage Enterprise 4.0.x ユーザーズ ガイド

アプライアンスの転入移行

転入移行とは、ソース アプライアンスからバックアップ データをストリーミングし、データを設定してターゲットでリストアする操作です。現在、この機能はOpenManage Enterprise 3.10.xでのみサポートされており、運用環境はOpenManage Enterprise 4.0または4.0.1への移行が進んでいます。

前提条件

  • アプライアンスの転出移行」のプロセスをソース アプライアンスで実行したことを確認します。
  • 転入移行操作を開始する前に、アプライアンスがOpenManage Enterpriseアップデート リポジトリーに接続されていることを確認します。これを怠ると、アップデート準備レポートの応答が停止する場合があります。
  • 移行操作を開始する場合は、ターゲット アプライアンスのスナップショットを事前に作成しておいてください。
  • ローカル管理者アカウントとしてログインしていることを確認します。詳細については、「ユーザー ロール」を参照してください。
  • ターゲット アプライアンスにプラグインがインストールされていないことを確認します。プラグインがインストールされている場合は、手動でアンインストールしてから移行を続行します。
  • アプライアンスがTLSv2で実行されていることを確認します。詳細については、「ログインセキュリティのプロパティの設定」を参照してください。
  • すべてのサービスが、安定したネットワーク接続で実行されていることを確認します。
  • 検証の失敗を回避するために、ソース コンソール(3.10.xアプライアンス)で実行した証明書を信頼が受け入れられたことを確認します。
  • 移行に使用される証明書が次の要件を満たしていることを確認します。
    • 移行では、証明書チェーンを使用する必要があります。
    • 証明書チェーンには、ルートからホスト証明書までのすべての証明書を含まれている必要があります。
    • インストールする証明書は、ソース コンソールとターゲット コンソールの両方で同じ認証局によって署名されている必要があります。
    • アップロードされた証明書では、クライアント認証とサーバー認証の両方が必要になります。公開キーの使用(キー使用の拡張機能)のために、キーの暗号化が有効になっている必要があります。
    • いずれかの要件が満たされていない場合は、アップロード エラーが表示されます(CGEN1008)。

手順

  1. 初期オンボーディングウィザードで、3.10.xアプライアンスからこのアプライアンスに移行するを選択します。これを選択する場合は、「初期オンボーディング」を参照してください。
    または、OpenManage Enterprise 4.0または4.0.1のインストール後に、バックアップ/リストア > 移行 > 転入移行をクリックすることもできます。
  2. 証明書の署名では、自己署名証明書で続行するを選択して、アプライアンス付属の証明書を使用することも、証明書のアップロードオプションを選択して、引き続き認証局(CA)の署名済み証明書を使用することもできます。CA署名済み証明書に証明書チェーンが含まれていない場合は、エラーが表示されます。[証明書のアップロード]オプションを選択して、チェーンを含む証明書をアップロードします。
    • 自己署名証明書で続行する
    • 証明書のアップロード

      移行のために、証明書チェーンを使用します。CA署名済み証明書を新規作成するために、証明書のアップロード > 証明書署名要求の生成を選択して証明書署名要求を生成します。SSL証明書で、アップロード > 証明書チェーン > ファイルの選択の順にクリックして、CA署名済み証明書をアップロードします。

      注:
  3. ソース アプライアンスの詳細をセットアップで次のようにします。
    1. ソース アプライアンスの詳細を入力
      • IPアドレス:ソース アプライアンスのIPアドレスを入力します。ソースIPアドレスとターゲットOpenManage Enterpriseコンソールのアドレスは同じ値にすることができません。
      • ユーザー:ソースOpenManage Enterpriseコンソールの認証に使用するユーザー名を入力します。
      • パスワード:ソースOpenManage Enterpriseコンソールの認証に使用するパスワードを入力します。
    2. ステップ1:証明書の署名で自己署名証明書を使用した場合は、ソース アプライアンス証明書を信頼オプションが表示されます。クリックして証明書を受け入れます。証明書を信頼すると、システムはApache Web Serverを再起動し、その結果ユーザーはログアウトされます。再ログインして移行操作を続行します。
      注:Apache Web Serverの再起動により、接続できないというエラー メッセージが一時的に表示されることがあります。しばらくすると、通常のログイン画面が表示されます。
      ただし、証明書の署名ステップでユーザー署名証明書が使用された場合、ソース アプライアンス証明書を信頼オプションは表示されません。システムは、アップロードされた証明書が、ソース証明書に署名した同じCAによって署名されたことを検証します。
    3. ソースへの接続を検証
      接続の検証をクリックします。
  4. 移行の準備状況(インポート)を確認します。準備レポートは、ソース アプライアンスから自動的に取得され、30秒ごとに自動更新されます。更新アイコンをクリックして、レポートを手動で再実行することもできます。インポートを開始するには、警告エラーなしで準備レポートが完了している必要があります。
    このレポートは、次の情報を提供します。
    コンポーネント レポート
    • ソース アプライアンスとターゲット アプライアンスのアプライアンス バージョンと、移行がサポートされていることを示すステータス インジケーター。
    • インストール済みプラグインのリストと、転入移行アプライアンスが互換性のあるバージョンにアクセスできるかどうかを示すステータス。
    • 転入移行アプライアンスにプラグインがインストールされている場合、レポートが表示され、移行を続行する前にプラグインのアンインストールが必要であると通知されます。
    アプライアンス レポート
    • ソース アプライアンスの移行準備が完了しているかどうか(メンテナンス モードで)。エラーが発生した場合は、移行エクスポート タスクが完了したこと、ソース アプライアンスがメンテナンス モードになっていることを確認します。
    • ターゲット アプライアンスがソースに登録されているかどうか。
    • 自動インストールするプラグインのために、ターゲットでカタログが設定されているかどうか。エラーが発生した場合は、コンソールとプラグインアップデート設定がオンライン アップデート用に、またはオフライン アップデート用に正しく設定されていることを確認します。コンソールとプラグインのアップデートを参照してください。
    • ストレージ、RAM、CPUの要件情報と利用可能状態の情報。この情報は、ソース アプライアンスとターゲット アプライアンスを相互にチェックし、デフォルトのアプライアンス導入リソース要件とプラグイン リソース要件に基づいて提供されます。エラーが発生した場合は、ターゲット アプライアンスが必要なハードウェア要件を満たしていることを確認します。移行準備レポートには、デフォルト プラグインのリソース割り当ての詳細が含まれています(拒否する場合でも割り当てる必要があります)。ハードウェア要件の詳細については、『ユーザーズ ガイド』のOpenManage Enterpriseハードウェア要件を参照してください。
    アプライアンス レポートにエラーが表示された場合は、ソース アプライアンスの転出移行を続行するためのステップがすべて完了していることを確認します。アプライアンスの転出移行を参照してください。
    1. ソース アプライアンスで転出移行プロセスに使用した同じ暗号化パスフレーズを入力してください。
    2. インポートをクリックします。
      インポート操作ウィザードが表示されます。
    3. デフォルトのプラグイン(CloudIQおよびサービス プラグイン)のインストールを続行するには、エンド ユーザー ライセンス契約インフラストラクチャ テレメトリー通告の両方を選択し、同意をクリックして続行します。
      注:
      • 操作を続行するには、*が付いているすべてのライセンス契約に同意する必要があります。
      • OpenManage Enterprise 3.10.xで、CIQPおよびOMESプラグインがすでに登録され、アクティブ化されている場合、4.0または4.0.1に移行すると、ターゲット アプライアンスでこれらのプラグインが自動的に登録され、アクティブ化されます。
    4. はいをクリックします。
    インポート操作が開始されると、進行中の移行についてログ画面が表示されます。

タスクの結果

  • 移行が成功すると、転入移行アプライアンスは実行中状態に戻ります。
  • 移行が失敗した場合、ターゲット システムは機能しない状態になります。
  • 移行タスクが成功または失敗すると、インポート タスクのステータスを示すバナーがメニュー バーの下に表示されます。ユーザーは、このバナーからログを表示できます。
    図 1. ログの表示
    ログの表示

次の手順

  • 移行が成功した場合、ソース アプライアンスは廃棄準備完了状態になります。ターゲット アプライアンスが検証されたら、ソース アプライアンスをシャットダウンして削除します。
    注:
    • 移行に失敗した場合:
      1. 黄色のバナーが表示され、最後のインポート ジョブが失敗したことが通知されます。
      2. ログの表示をクリックして、失敗の原因を移行アクティビティ ログで確認します。特定された問題を解決します。
      3. アプライアンスを以前のスナップショットに戻し、移行をやり直します。
    • ソース アプライアンスに戻るには、次の手順に従います。
      1. ターゲット アプライアンスをシャットダウンします。
      2. ソース アプライアンスを起動し、バックアップ管理者の認証情報を使用してログインします。
      3. ログイン時にウィザードが表示されたら、アプライアンスを廃棄準備完了から実行中に切り替えるかどうかを確認します。
      4. はいをクリックして、ソース アプライアンスを稼働状態にします。
  • 移行が失敗し、ソース アプライアンスがSTREAMING_COMPLETED状態でスタックした場合は、バックアップ/リストア > 移行の順に選択し、ステップ4移行の中止リンクをクリックしてアプライアンスをREADY状態に戻します。
  • 移行後、ソース アプライアンス(バージョン3.10.x)とターゲット アプライアンス(バージョン4.0または4.0.1)の両方にアラートが送信されないように、トラップ宛先のOpenManage Enterprise IPをiDRACから手動で削除します。
  • 移行中に任意のiDRACのトラップ送信先スロットが占有されている場合、ターゲット アプライアンスのIPをトラップの宛先として設定することはできません。そのような場合は、管理者はスロットを解放し、トラップの宛先を正しく設定するためにデバイスを再オンボードする必要があります。効率的なトラップ転送管理のために、ソース アプライアンスの廃止後はiDRACでトラップの宛先を解放することを検討してください。iDRACのトラップの宛先に関する詳細については、『iDRACユーザーズ ガイド』を参照してください。

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